2023年11月30日
ボディワーカーって何者?
マーク・カフェル先生(シン・インテグレーションの創始者)は、ボディワーカーは「触媒 catalyst 」でなければならないと言った。
「触媒」を調べると、「化学反応の際に、それ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響を与える働きをする物質」とある。
それ自身は変化せず?
ボディワーカーはクライアントと関わる。真に関われば、その関りから影響を受けざるを得ない。
当時の私はそう思っていた。だからボディワーカーは、セッションを経験する度に変化(成長?笑)していくと。
私はマーク先生に同意しなかった。
今の理解(というか感覚?)は少し違う。「私」は確かに変化する。しかし、「ボディワーカー」は決して変化しない。
ボディワーク・セッションでは、「私」を構成する全てのモノゴトが変化のための道具となる。
道具だから、すり減ったり、角が割れたり、補修されたり、磨かれたりする。
つまり、使うたびに少しずつ変化し、その後も使えるように修正される。
ところが、「ボディワーカー」は、ボディワーク・セッションにおいて、「私」を構成する全ての要素から退いていく。
「ボディワーカー」はもはや「私」が「私」とは呼べない何者かとなって、無傷でセッションから出ていく。
ところで、この「ボディワーカー」って何者?
関連動画
https://youtu.be/o_MV9JunUsY
2023年11月29日
香道は「道」なので
少し前から、香道(こうどう)にハマっています。
香道では、香りを嗅ぐことを「聞く」と言います。
香道の先生のお話をお聞きしていると、この「聞く」は「傾聴」に近いと思います。
ですから、「聴く」という字を当てるのが、私の中ではしっくりきます。
「聴く」ためには、いくら嗅覚の「性能」を良くしても(治療的にそんな手術もできるそうです)ダメで、「心を養わなければならない」というお話。
香道は「道」なので、その道を行かなければなりません。つまり、その道を自分なりに歩いた経験が身になるのです。特殊感覚器を改良しても「聴ける」ようにはなりません。
「それなら、犬を連れくればいいのです」と仰るのを聞いて、なるほどと思いました。
タグ:香道
2023年11月28日
季節痛?
脳出血で入院した病院を退院したのが、去年の今頃か、もう少し前だった。
退院直後からしばらく、出血した脳の辺りから痛みが消えなくて、左半身が寒く、それとは別に左膝から下に灼熱感(あるいは冷凍感)があった。
季節が変わって暖かくなってきたら、そんな感覚は消えたのだが、寒くなったらまた少し戻ってきた。「季節痛」って感じなんだな、きっと。
血圧を測るとしかし、完全に正常値で、体調も良いし、エネルギーも高い。
担当医からは、雑な言い方で、「脳のこの範囲をやって、よく動けるように戻ったなあ。それこそ奇跡なんだから、そんな感覚なんか、問題じゃないよ。だいじょぶ、だいじょぶ」と。
はい、奇跡を起こす人です、どうも。
退院直後からしばらく、出血した脳の辺りから痛みが消えなくて、左半身が寒く、それとは別に左膝から下に灼熱感(あるいは冷凍感)があった。
季節が変わって暖かくなってきたら、そんな感覚は消えたのだが、寒くなったらまた少し戻ってきた。「季節痛」って感じなんだな、きっと。
血圧を測るとしかし、完全に正常値で、体調も良いし、エネルギーも高い。
担当医からは、雑な言い方で、「脳のこの範囲をやって、よく動けるように戻ったなあ。それこそ奇跡なんだから、そんな感覚なんか、問題じゃないよ。だいじょぶ、だいじょぶ」と。
はい、奇跡を起こす人です、どうも。