今回のテーマはイーズポイントリリーステクニック(ease point release technique)でした。
お菓子! いちばん右にあるうなぎパイは1期生のばねさんのおみやげです。
8期生の皆さん、ばねさん、ありがとうございます。

さて、イーズポイントリリーステクニックとは、身体に点在するイーズポイント(心地よいポイント)に対して、リラクゼーション、身体機能・構造の改善、コミュニケーションの目的で働きかけるテクニックです。
イーズポイントリリーステクニックは斎藤講師が個人的に考案・工夫したテクニックですが、今ではオープンパス・メソッド(R)に欠かせないものとなっています。
オープンパス・メソッド(R)疼痛解消テクニック、エントリーポイントの考え方(インテグレーティブワーカー養成トレーニングに進級された方々にお伝えします)などは、イーズポイントリリーステクニックを基礎に作られました。
イーズポイントは常に「心地よいポイント」であるわけではなく、圧痛点(あるいは無感覚点)に転換している場合があります。
この場合、「反転したイーズポイント」と呼ばれ、そのポイントに拘縮が発見されることも少なくありません。
イーズポイントは身体内の張力や圧力の交点であり、高反応ポイントですので、そうした反転が見られるわけです。
したがって、イーズポイントが反転している場合、そのポイントを通る力が乱されていると考えられ、身体機能・構造に不具合があると判断されます。
イーズポイントリリーステクニックによって身体機能・構造が時に大きく変化する理由がここにあります。
イーズポイントリリーステクニックは3回半に渡ってお伝えする予定ですが、今回は理論的背景(身体の器官系について、皮膚の微細構造について、感覚器の特性と感覚刺激の応用について)を説明した後、下肢に対する働きかけを実習しました。
イーズポイントリリーステクニックを指導する斎藤講師


イーズポイントリリーステクニックの実習


最後に圧痛点(反転したイーズポイント)をイーズポイントに戻す(つまり身体機能・構造を修正する)テクニックをお伝えして、今回は終了しました。