2014年08月02日

手技のツールを学ぶ/ボディワーク入門講座

8月1日、よみうりカルチャー恵比寿主催の「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「手技のツールを学ぶ/背中のリリース」でした。
適切な手技のツールを選択できると、施術の効果が倍増します。

前回の範囲であるお腹に比べると、背中は平坦に見えて、筋膜リリースの施術も単純だろうと思われるかもしれません。
背中は一見平坦に見えますが、本当はお腹に劣らず複雑な構造をしています。

目立って触れられる骨は、さまざまな形をしています。
正中に脊柱があり、その上半に片側12本の肋骨が接続しています。
それらが上中部にかごの形をした胸郭を作っています。
肋骨を正中から外側へたどると、明瞭な角(肋骨角)が見つかり、その後に曲線が続きます。
胸郭の上には2つの肩甲骨が乗っていて、その外側には腕が接続しています。

筋肉は重なり合って走行します。
脊柱の両脇に山が見えますが、この山は脊柱起立筋群です。
脊柱起立筋群は、胸郭上では骨格の受け皿(脊柱から肋骨角までの肋骨上)の上を、胸郭がない部位では腱膜に包まれて骨盤(背中の下端と考えてよいでしょう)まで続きます。
その上に、脊柱起立筋群を斜めに(内上から外下へ、外上から内下へ)横切る筋群が重なります。
腱、靭帯も形や方向を多様にしながら支持力を強化しています(靭帯に対する施術は、今回は行いませんでした)。

上記のような背中の構造に対して手技のツールを使い分ける実習をしました。
使ったツールは手指、手掌、指関節(ナックル)、拳(ソフトフィスト)、前腕、肘です。

受け手には座位および腹臥位になってもらいましたが、座位での実習では姿勢筋を活性化させるソマティクスも含めて行いました。

以下のようにツールを練習しました。
1.受け手は座位、ソマティクスを含めて
 1)僧帽筋下行部←前腕
 2)肩甲骨上角および肩甲挙筋←指関節
 3)肩甲骨棘上窩および棘上筋←手指
 4)後頸部から肩部を走行する筋群←フックした手指
2.受け手は腹臥位
 1)棘上筋←指関節
 2)棘下筋←拳
 3)脊柱起立筋群←前腕
 4)棘突起脇の溝←肘
 5)肩甲骨外縁の筋群←手掌
 6)腸骨稜←手指、フックした手指、指関節、肘
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