前々回、前回に引き続き、今回のテーマもイーズポイントリリーステクニック(ease point release technique)でした。
今回は体幹部、頭頸部、腕部の後面、臀部の後・外側面のイーズポイントをリリースしました。
今回のセッション時間は、範囲、イーズポイント数から言うと、前回までの2/3の時間で行われました。
イーズポイントリリーステクニックは正確に行うと、かなり強力で、しかも短時間に結果が出ます。
デモでお見せしましたが、反転した(圧痛ポイントとなった)イーズポイントも的確に働きかければ、一瞬にしてイーズ(ease 心地よい)ポイントに戻ります。
つまりは、一瞬にして身体構造が変化し、クライアントは安静状態に導かれるということです。

今回の範囲(体幹部、頭頸部、腕部の後面、臀部の後・外側面)においても、イーズポイント数は倍増していました。
「倍増していました」というと、自然発生的に聞こえますが(笑)、もちろんそうではなく、斎藤講師が「倍増させた」のです。
イーズポイントリリーステクニックを使ったセッションでは、数多くのイーズポイントをその場で捉えながら働きかけていくわけですが、これらのポイントには個人差があり、同じ人でもその状態によって異なります(上の画像を参照してください)。
ですから、授業でイーズポイントの場所を教示する際には、確実に「ここ」とは言えず、解剖学的指標などを使って「平均的に」部位を割り出してお伝えしなければなりません(嬉しく思うのは、もうすでに解剖学的指標を超えて、ご自身の感覚でイーズポイントを探り出せている受講生さんもいらっしゃることです)。
今回もその点でかなり苦労があったようです。
イーズポイントリリーステクニックのような、経験が必要なテクニックをお伝えする際には特にですが、卒業された皆さん(オープンパス・メソッド(R)・ボディワーカーの皆さん)の再参加にたいへん助けられています。
今期はほぼ毎回、5期生の山田さんが参加してくださっています。
というか、指導してくださっていると言っても過言でなく、非常にありがたいです。
イーズポイントリリーステクニックは今回で終了し、次回はカウンセリングを学ぶ予定です。