2014年08月10日

再度、エビデンスについて

隣接業界というか、同じように身体に関わる職業の方々との間で、エビデンスのことが話題になった。
以前、その職業の方々(今回とは違う方々)と同じ話をした際には、まったく意見がかみ合わなかった。
ところが今回は、双方の考えがだいぶ近いように感じた(私の気のせいかもしれないが)。

私の考えは、以前(今年の1月21日)に連続ツイートしているので、それらを(少し手を入れて)ここに再掲載しようと思う。


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エビデンスを和訳すると「明証的事実」だ。
エビデントであるとは「明証的」であること、すなわち「誰が行おうと同じ手続きを踏めば同じ結果を得ることができる」ということだ。

しかし、人と人が出会う現場で「誰が行おうと」ということはあり得ない。
また、「同じ手続きを踏めば」ということも無理な話だ。

「誰が行おうと」という条件は、現場の人間から確実に「個」性を奪うだろう。
現場では、個人間に良好な関係が結ばれていなければ、「手続きを踏む」ことさえできない。
関係が良好か否かで、全く結果が違ってしまう。

「同じ手続きを踏めば」ということだが、それ自体が実践場面を考えれば困難なことだ。
対人間では、予測不可能なことが起こり得る。
一連の手続きを常に同様に適用することなど、不可能に近い。

細かいことを言えばきりがない。
「エビデンス」という概念は研究者向き(研究者にとって研究が容易)であって、決して実践者向きではない。
研究者たちは、自らの都合で実践現場を「劣化」させてはならない。
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