今回は膝窩筋、後脛骨筋、長趾屈筋の触察実習を行いました。
【膝窩筋】
起始:大腿骨外側上顆外側面、外側半月板
停止:脛骨後面上部(ヒラメ筋線より上部)

骨指標として外側上顆(膝窩筋の起始部)を触察

膝窩に手指を進入させます。腓腹筋外側頭の内側縁に沿うように。
骨部を感じ取れる深さまで進入した後、下腿内旋の動きを指示し、活動する膝窩筋を確認します。


膝窩筋の筋腹直上を走行する脛骨神経、膝窩動・静脈を確認


大腿二頭筋の外側から手指を進入させ、膝窩筋の起始部に接近

膝窩筋の停止部を触察

【後脛骨筋】
起始:下腿骨間膜後面上半、脛骨・腓骨骨間膜側
停止:舟状骨粗面、内側楔状骨、他(中間・外側楔状骨、立方骨)

後脛骨筋を触察(舟状骨粗面を内果後方へ近づける動きを指示しながら)


【長趾屈筋】
起始:脛骨後面
停止:第2〜5趾末節骨底(短趾屈筋の腱裂孔を貫いて)

長趾屈筋を触察(第4、5趾を素早く他動伸展しながら)
* 第2、3趾は用いません。長母趾屈筋腱が第1趾だけでなく、かなり高い確率で第2、3趾に停止しているそうです。

