今回のテーマは「横のライン上半部のリリース」でした。
講義では「ライン」について話しました。
ラインの下端は身体を突き抜けて地球の核まで伸びること(注1)、ラインの上端は開放されていること(注2)、などを話しました。
(注1)ラインは重力に関わるので。
(注2)人類が立ち上がったこと、よりよく立ち上がる可能性があること、つまり今後の進化(あるとすれば)に関わるということ。
講義の後、最初に、「アームサークル」(テキスト『ボディワーク入門』p.175-176)というムーブメントを体験していただきました。
ムーブメントのコツは、小さくゆっくり動くこと、身体の中心から動きを作ることです。
今回はその辺りを強調し、時間をかけて誘導しました。
ムーブメントの効果を十分に体験していただけたでしょうか?

次に、筋膜リリースをセルフで行いました。
腕の動きをスムースにすることを目標に、鎖骨の下側(大胸筋鎖骨部)、胸郭の側面(前鋸筋)、腋の後壁(広背筋)をリリースしました。
ご自宅でも気軽にできるような手順、方法をお伝えしました。
最後のペアリリースでは、骨盤の上側(腸骨稜)で施術を行いました。
筋肉名で言うと、腰方形筋です。
腹ばい(腹臥位)で膝を横に出した姿勢で、股関節の動きをもらいながら、手指のツールを使ってリリースしました。
効果を実感していただけたようです。
次回(12月19日)のテーマは「横のライン下半部」の予定です。