ソマティカルワークは、ファシャワークと同様に、身体に関わる変化を狙いますが、その手続きに関しては、ファシャワークとは異なります。
ファシャワークが身体構造を対象とするのに対して、ソマティカルワークは身体機能を対象とするからです。
ファシャワークと同様に身体にタッチすることがあるとしても、ソマティカルワークにおけるタッチは、末梢器官の構造ではなく、その機能(筋紡錘、ゴルジ腱器官の働きなど)、もしくは中枢の機能(神経伝達系、認知系)を対象とします。
今回の講義(斎藤講師のブログ記事)では、これまでと異なった分野に踏み込みました。
これまではすべて、ソマティカルワークの背景となる理論の中でもソフト(認知科学的)面に関しての内容でしたが、今回は、ハード(神経科学的)面に関しての内容も含めました。
少し難しい内容だったかもしれませんが、この部分を理解できているといないとでは、実際、ワークの深みが異なってきます。
今回の実習では、第4回までにお伝えしたテクニックを、ショートセッションで実践していただきました。


