特に、ルーミスを始めとして、レインズ、フェイジンなど、正確な解剖学に基づいた描画法を教えてくれる本が好きで、繰り返し読んでいる(・・・仕事柄だろうか? 笑)。
ルーミスの言葉に「明暗そのものが構図を作り出す」というのがある。
昨日のインテグレーティブワーカー養成トレーニングで、技術説明の最中に、ふと気がつくと、この言葉を引用していた。
それは、疼痛解消テクニックに関する質疑応答の中で、クライアントの身体の上に目で見て(触らずに)圧痛点を探し出す方法を説明しているときのことだった。
圧痛点には、膜連続体の張力が集中している。
筋肉など、そこにある器官、組織は収縮し、「渦の中心」のようになって、他のものを引きつけている。
だから、圧痛点を見つけるためには、そこに向かって凹んでいるところ、あるいは折れ曲がったように見えるところを探せばよいのだ。

私はルーミスの言葉を引用し、次のように言っていた。
「身体の上に影を描くとしたら、どこに描きますか? あるいは、光を当てたときに、どこを暗く描きますか? そこが圧痛点のあるところです」