2015年05月02日

一から始める触察解剖学ワークショップ第1回

一から始める触察解剖学ワークショップ(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が本日から始まりました。
全8回の連続ワークショップで、2ヶ月半に渡って、触察の基礎から応用までを実践(体験)を通して学んでいきます。

今回は、触察を始めるに当たって、感覚の使い方、注意の向け方などをお伝えするところから始めました。
特に、優位感覚(知覚)である視覚を抑制し、体性感覚を使う方法をお伝えしました。
具体的に、解剖学書で学ぶ際、骨格モデルで学ぶ際、実際に触察を行う際などに、どうすればよいのかを話しました。

最初の実習では、様々な形状や材質のモノ(東急ハンズなどで買えるような、用途が不明な面白い小物がありますが、そういったモノ)を手拭やタオルの下に隠して、それらを指先で探りました。
視覚を使ったり使わなかったり、身体に力を入れたり抜いたり、皆さんに色々と試していただきました。
私たちは「視覚文化」の中で生活しているので、体性感覚を積極的に使うと、面白い体験ができ、多くの発見があると思います。

次の実習では、骨、腱、靭帯を感じ分けていただきました。
骨には様々な形があるし、様々なものが付着していますので、同じ骨でも部位によって、かなり違う感じがしたかと思います。
腱と靭帯については、違いを感じ取るのが難しかったかもしれませんが、実は大きな違いがあります。
腱も靭帯も骨に比べて弾力性があります(靭帯のほうが硬質ですが)が、靭帯の弾力性には限界点があり、ある地点から急激に反発力が増し、指が押し返されます。
この違いは、役割の違いから来るのだと思います。
腱には、筋肉を骨に繋いで動きを作り出す役割があるのに対して、靭帯には、骨と骨とを繋いで安定させる役割があります。

第1回が終了して、内容的には基本に帰ること、気持ち的には初心に帰ることの大切さを考えさせられました。
このシリーズ・ワークショップのメイン講師は斎藤で、資料の作成から内容、進行まで、全て斎藤が行います。
私も講師ではあるのですが、今回の内容は新鮮でした。
同種のセミナー、ワークショップでは、始まると急ぐように、個筋の触察、施術など、実技に「突入」してしまう自分の進め方を反省しました。(汗)
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