私たちの身体には300以上もの筋肉が存在しますが、その中から目的の筋肉を探り出すためには、そのためのコツが分かっていると、かなり有利です。
今回は、そのコツを習得するための実習となりました。
今回の対象筋は、腓腹筋、中臀筋、大腿筋膜張筋、僧帽筋、外腹斜筋、内腹斜筋の6筋でした。
中臀筋の後縁を触察していますが、その部位は大臀筋
に覆われているために、鑑別が難しいことがあります。
画像では、脚の動きを操作することで、正確に中臀筋の
後縁を触察しています。

中臀筋の前部と後部とを鑑別しています。脚の動きを利用すれ
ば、難しくありません。

中臀筋の触察を指導する斎藤講師。コツをつかめば簡
単です。

中臀筋と大腿筋膜張筋とを鑑別しています。両筋を覆う
膜組織の違いによって触感が違うことも、大きな助けに
なります。

僧帽筋の横行部を触察しています。肩甲棘が指標にな
ります。

外腹斜筋と内腹斜筋とを鑑別しています。同位置から両筋を触
察しています。重層構造を感覚することができます。

外腹斜筋と内腹斜筋との鑑別を指導する斎藤講師。動き
を誘導することが難しいかもしれません。
