今回のテーマは「横のライン(上半部)に働きかける」でした。

前回は横のラインの下半部に働きかけたので、今回はその続きでした(「横のライン」については前回説明済みなので、今回は実技のみとなりました)。
前回はセルフリリースに時間をかけましたが、今回は働きかける筋肉を正確に捉えるために骨指標の触察に力を入れました。
触察対象とした骨指標は腸骨稜、腰椎肋骨突起、第12肋骨、上腕骨三角筋粗面、肩峰端、側頭骨乳様突起などでした。
骨指標を触察した後、それらに付着する、あるいは関わる筋肉に働きかけました。
筋膜をケアしようと思うとき、骨指標の位置が分かっていると(特に名前を覚える必要はないのですが)、正確な施術ができます。
セルフリリースを行う場合にも、漠然と行うのではなく、骨指標から筋肉を見つけて行ったほうが、効果が高くなります。
今回はリリース対象とした筋肉ごとに動きを作って、あるいはストレッチしながら施術を行いました。
施術の対象としたのは、腸骨稜に付着する腹筋群、腸骨筋、腰方形筋、体幹外側の浅筋膜、三角筋、頸部の浅筋膜、側頭筋などでした。