2015年09月19日

触察力向上のために/よみうりカルチャー恵比寿主催「気軽に出来る筋膜ケア」

9月18日、よみうりカルチャー恵比寿主催「気軽に出来る筋膜ケア」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回は、クレニオセイクラル・セラピーの手技を通して、触察力向上のための実習を行いました。

触察力が向上すれば、効果的な筋膜ケア(自他に対して)が出来るだけではありません。
筋膜の状態(弛緩、緊張、拘縮、癒着など)が分かれば、過剰な努力なしに、適切な圧を用いて働きかけることができます。
その結果、手技として用いる手指を傷めずに、最少の負荷で筋膜ケアができます。

クレニオセイクラル・セラピーの手技は、大変に特徴的です。
それを用いる際には、体性感覚のおける深部感覚(固有感覚)がフル稼働します(注)

(注)これについては、クレニオセイクラル・セラピーの中でも「物理学派」に限って、と言ったほうがよいかもしれません。

脳脊髄液の循環によって、被施術者の頭蓋骨を始め、身体の全パーツが同期して動きます。
施術者はそれらのパーツに手を当て(一体化させ)、その動きを自らの関節群(手関節、肘関節、肩関節など)の動きから精確に感得します(つまり、固有感覚によってです)。

参加者の方々は、少ない時間の中で確実にクレニオセイクラル・セラピーの手技を習得されたようです。
今回の実習は、セルフで(自分の身体を対象に)できるので、ご自身で継続的に行ってくださるようにお伝えしました。
触察力が向上すれば、筋膜ケアの効果も上がります。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/163919830
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック