今回は、骨部としては頭蓋骨、頸椎、胸椎、腰椎、筋部としては腸肋筋、最長筋、棘筋、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の触察実習を行いました。
骨部では特に、頭蓋部で唯一の関節である顎関節に関わる構造や機能について説明し、例えば開口時の下顎突起(下顎頭、下顎頸)の動きなどを追っていただきました。
また頸椎に関しては、棘突起、横突起(前結節、後結節)、関節突起、椎体前側などを、胸椎と腰椎に関しては、その機能(側屈時の回旋方向など)を捉えていただきました。

筋部では、腸肋筋、最長筋、棘筋を脊柱起立筋として大枠で捉えた後、それぞれの鑑別を行い、最後に僧帽筋、広背筋の下層に進入しながらの触察を実習しました。
腹筋群(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)に関しては、それぞれの位置関係、深さを確認しながらの触察となりました。
腹横筋を単独で働かせることは、かなり難しかったかもしれません。
次回(3月13日)は、横隔膜、大腰筋、腸骨筋、腰方形筋、大臀筋、中臀筋、大腿筋膜張筋、梨状筋の触察実習を行う予定です。