ボディワーク・セッションの所要時間は、手技治療と比較するとかなり長く、60〜90分は必要であると言われています。
理由は主に、ボディワークにはラポール付けや身体教育に用いる時間が必要だから、ということのようです。
ラポールは、セッションを滞りなく進めるためだけでなく、セッションで体験、感得し、習得したことを、クライアントにホームワークとして、日常の中で行っていただくためには必要ですし、身体教育(クライアント側からすると、身体学習)にはある程度の時間がかかる、ということです。
オープンパス・メソッドは長年、ラポールや身体教育の問題に取り組んできました。
オープンパスが提供するトレーニング(ファシャワーカー養成トレーニング、ソマティカルワーカー養成トレーニングなど)の中でも、それらの重要性をこれまで強調してきました。
そして、かなりの時間を費やし、研究を重ね、試行錯誤もありましたが、L-R分析を考案、完成することによって、時間をかけずにラポール付けや身体教育を行うことが可能となりました。
オープンパス・ワーカーは、クライアントのL-Rタイプを見立てることで、身体に即時的な変化を起こせるので、それによってラポール付けは容易になりました。
クライアント自身がセッションでの体験を通し、L-Rに基づいて自分の身体を見ることができれば、それが身体教育となります。
自身に対するL-Rの見立ては、そう難しくなく、L-Rの観点から身体との「対話」を深めていくことが可能となります。
L-R分析を用いると、場合によっては、10分、15分、あるいは30分くらいで主訴が解決してしまうことが多々あります。
30分だとしても、設定時間が90分であれば、60分は主訴以外のことが対象となります。
こうなると、設定時間について再考する必要があるでしょう。
「速攻(即効)治療」を謳う手技治療では、施術時間をどう使っているのでしょうか、あるいはまた、「クイック」系のサロンなどでは、どうしているのでしょうか?
(「潜入捜査」をしようと思います! というか、1件してきました。笑)
2016年11月29日
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