2017年03月20日

お金をなくす父

父は最近、よくお金をなくします。
先日も、手渡した5万円をなくしました。
いつも、どこかに仕舞い込んで、その場所を忘れてしまうというパターンです。
それなので家の中でなくすわけですが、安心はできません。
なぜかいつもコンビニ袋に入れて「隠す」ので、そのまま廃棄といったことも度々です。
父に言わせると、盗まれるから「隠す」のだそうですが、自分でどこに隠したか分からなくなると、今度は「盗まれた」と言い出します。
これは医者に言わせると、よくある認知症の症状パターンだそうです。

母が3年前に亡くなるまで、母の23年間の闘病生活を支えてきたのは、父でした。
くも膜下出血で倒れて半身不随となり、言語障害を患い、その後も脳溢血などを繰り返し、母の晩年は辛いものでした。
父は畳職人で、仕事をしながら、食事から下の世話まで母を看病し続けました。
休みの日には必ず、車椅子に母を乗せて、散歩に出かけました。
母の入院時には(母は入退院を繰り返していました)、仕事を終えた後、毎日欠かさず母を見舞いました。

母が亡くなって以来、父は認知症を患い、今では介護が必要な状態です。
幸い、よい介護士、看護師、医師に恵まれて、ほどほどに快適な生活を送れています。
父の23年間を思うと、お金をなくすからといって、そう文句も言えません。
それに、すでに54歳になった私自身も物忘れが頻繁になってきており、父ばかり責められない気もしています。
posted by baucafe at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇徒然日記
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