息を数えることで、思考を落とすために。
しかしそれは、無理な話だ。
思考が全て意識的なものであると、デカルトと共に信じているのなら、話は別だが。
思考の大半は、無意識的なものだ(氷山の喩えを、はるかに越えて)。
息をいくら数えても、全て消えはしない。
つまり可能性として、意識的なものしか消えない。
だから、息を数えるのは、思考停止のためではない。
有効に(つまり全体的に)、思考を働かせるためだ。
意識に縛られない思考を、羽ばたかせるためだ。
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