今回は、筋膜リリースに関する理論的背景と、クライアントの身体をサポートするテクニック、その延長として、関節に働きかける方法をお伝えしました。
本シリーズ(3回)・セミナーは、斎藤瑞穂氏の著書『筋膜リリース コツのコツ』をベースに、著書には書ききれなかった「コツのコツの、そのまたコツ」を目一杯に盛った、お得な内容となっています。
今回は第1回ということもあって、筋膜の生理学、筋膜リリースの有用性とその科学的根拠、固有受容覚の働きなどについて、午前中の時間を使って説明しました。
参加者の方々のご質問に答えながら、斎藤氏が講義を進めました。
また、筋膜リリース実習の準備として、筋膜を層ごとに分けての触察練習も行いました。
午後は、サポートと関節テクニックの実習となりました。
クライアントの身体に働きかける際の、ポジショニング、クライアントに対する心遣い、手の置き方、圧の使い方、力の方向のコントロールなどを、詳しく学びました。
少しの加減、コツ、対応により、身体への影響が全く違うことを、参加者の方々に体験していただけたかと思います。
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◇斎藤瑞穂氏3作目の著書である『筋膜リリース コツのコツ』(Kindle版)は、ボディワーク初心者の方にも、プロで活躍されている方にも、筋膜リリースの実践的な参考書としてお勧めです。