マーク・カフェル先生(シン・インテグレーションの創始者)は、ボディワーカーは「触媒 catalyst 」でなければならないと言った。
「触媒」を調べると、「化学反応の際に、それ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響を与える働きをする物質」とある。
それ自身は変化せず?
ボディワーカーはクライアントと関わる。真に関われば、その関りから影響を受けざるを得ない。
当時の私はそう思っていた。だからボディワーカーは、セッションを経験する度に変化(成長?笑)していくと。
私はマーク先生に同意しなかった。
今の理解(というか感覚?)は少し違う。「私」は確かに変化する。しかし、「ボディワーカー」は決して変化しない。
ボディワーク・セッションでは、「私」を構成する全てのモノゴトが変化のための道具となる。
道具だから、すり減ったり、角が割れたり、補修されたり、磨かれたりする。
つまり、使うたびに少しずつ変化し、その後も使えるように修正される。
ところが、「ボディワーカー」は、ボディワーク・セッションにおいて、「私」を構成する全ての要素から退いていく。
「ボディワーカー」はもはや「私」が「私」とは呼べない何者かとなって、無傷でセッションから出ていく。
ところで、この「ボディワーカー」って何者?
関連動画
https://youtu.be/o_MV9JunUsY
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