その際、屈曲、伸展、内転、外転などの解剖学用語は使いません。
クライアント様が医療関係者とか解剖学を学んだ人とかでないかぎり、通じない可能性が高いからです。
ですから日常語を使いますが、これも注意深く使う必要があります。
なぜなら、同じ動きを導くように思える言葉が、まったく違う結果を導くことが多々あるからです。
例を挙げます。
立位か腰掛位で足関節の底屈をしてもらって、腓腹筋やヒラメ筋の働きをみたいときに、どんな言葉を使ったらよいでしょう?
「爪先立ちをしてください」では、ダメです。
そう言うと、長趾屈筋や長母趾屈筋が働いてしまうからです。
これら2筋が働いてしまうと、腓腹筋やヒラメ筋だけを触察することが難しくなります。
正しくは、「踵を上げてください」です。
そう言わないと、腓腹筋やヒラメ筋だけに働いてもらうことができません。
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