情報は注意を通して保持される。無意識的な(「半ば」でも)行為を後で思い出すのは難しい(例:メガネを外してその置き場所を思い出せない)。(2013/1/9)
注意には2つのタイプ(働く脳領域も異なる)がある。コントロールされたものと刺激に喚起されたもの。(2013/1/1)
コントロールされた注意。…ボディワーク・セッションにて、状況(起こること…)に適切に対応するためには、注意が分散し、受動的であることが必要。(2013/1/9)
ソマティカルワークの後半にて(いわゆる)運動学習。…ところで、運動を行う際に運動者(学習者)はどこへ注意を向ければよいか?…それまでのプロセスとは異なり、運動者の身体(やその一部)へ注意を向けることは望ましくない(向けた場合には、co-ordinationが損なわれてしまう)。(2013/1/5)
運動修正。運動&体性感覚留意(←ボディワーカーの言葉がけ、タッチなど)によって運動指令を書き換える。…(2013/1/5)
…誤差学習(小脳)。実行された運動に関する感覚情報(sensory consequences)を、意図した感覚情報(predicted sensory consequences)と照合、修正。(2013/1/5)
運動指令の伝達経路:視覚野→側頭連合野→頭頂連合野→前頭連合野→運動連合野→【大脳基底核】→運動野→【小脳】→脊髄→筋。(2013/1/5)
運動学習に用いられる感覚情報は、学習者が行う運動から得られる(それ以外からは得られない)。そうでなければ、外部(ボディワーカー)から与えられる指示/教示は意味を持たない。(…脳による処理のこと、および外部から見える「運動」ということ)(2013/1/6)
感覚情報には、運動中に得られるものと運動後に得られるものがある。…運動中に得られる感覚情報は、通常は意識下で処理される。ただし(学習者によって)留意された感覚情報は、意識的に処理される場合も。(2013/1/6)
ソマティカルな経験はまず感覚登録される。そのうち選択的に留意されたものが短期記憶、さらにリハーサルを受けることで長期記憶となる。以上の過程にどう介入するか。(2013/1/7)
「感覚登録…」:ワーキングメモリの機能。前頭前野、頭頂葉、側頭葉、帯状回皮質、辺縁系、大脳基底核、小脳などが関与。(2013/1/7)
ワーキングメモリは、数秒という限られた時間の中で情報を保持する。(2013/1/7)
注意のコントロールにはワーキングメモリの働きが必要。ワーキングメモリが上手く働かないと「心があちこちさまよう」状態に。(2013/1/7)
…二重課題のこと。同時並行的な2課題であっても、1つが歩行など、「自動的」な課題(通常、前頭葉の活動を必要としない)であれば、ワーキングメモリ(前頭葉、頭頂葉などの持続的活動)にとって情報の過負荷とはならない。(2013/1/7)
「短期記憶」:ソマティカルワーカーの働きかけ(言葉がけ、タッチなど)→注意喚起→貯蔵。前頭頭頂葉皮質、帯状回皮質などが関与。(2013/1/7)
「長期記憶」:運動記憶(潜在記憶、手続き記憶)。小脳、基底核、運動皮質などが関与。(2013/1/7)
動作が実用的であるとは、それが自動的である(その動作を何も考えずに行える、例えばそれを行いながら別のことが処理できる)ということ。(2013/1/8)
ソマティスクは、特定の動作を(再)学習する(例えばリハビリのように)のではなく、本来的には、どう動作するかを学習するもの。(2013/1/9)
2013年02月04日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61982158
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61982158
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック