2013年02月16日

ムーブメント・ワーク/ボディワーク入門講座

2月15日、読売文化センター主催「ボディワーク入門講座」が開催された。テーマは「ムーブメント・ワーク」だった。今回はテキスト(『ボディワーク入門/ロルフィングに親しむ103のテクニック』)に基づかず、オープンパス・メソッド(R)の「ソマティカルワーク」を基にして講義&実習を行った。

本講座では、テクニックを2つに分けてお伝えしている。「筋膜リリース法」と「ムーブメント・ワーク」(オープンパス・メソッド(R)で言えば、「ファシャワーク」と「ソマティカルワーク」)だ。
前者は末梢(筋膜を始めとする軟部組織)に、後者は中枢(脳神経系)に働きかける。また前者はテクニックとして主に手技を、後者は言葉がけを用いる。目標はともに、姿勢や動作を変化させる(改善する)ことだ。

今回は後者についてお伝えしたが、最初に方法(手順)の説明を行い、デモンストレーションをお見せした。その後、ムーブメント誘導のシナリオを作る作業に入った。
実習では、ペアになって、そのシナリオに基づいて互いにムーブメントを誘導し合った。

シナリオを作るコツについては、少し詳しくお伝えした。
ムーブメント・ワークについて、身体の動かし方、感じ方(注意の向け方)をコントロールすることで、動作に影響を与える方法であると説明した。
動かし方については、ゆっくりと小さく(あるいは少しずつ)動かす、また重力の影響を示唆するような言葉がけ(例えば「指先で腕全体の重さをひっぱるように」「背中を床からそっとはがすように」など)を行うと効果的であることをお伝えした。
感じ方(注意の向け方)については、動きを誘導すると同時に「留意⇒注意分散⇒受動的注意集中」というプロセスを踏む方法について話した。

実習では、どのペアも効果を上げていた。かなり面白い変化も起こったようだ。
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