2月17日、第1期ソマティカルワーカー養成トレーニング第5回が開催された。
今回が「折り返し地点」となる。
今回の講義内容は以下のとおり。
(1)動作を誘導する際の言葉がけ
(2)ソマティカルワークの実例
(3)「一人称の科学」?
(4)ソマティカルワーク・セッションの流れ
(5)ソマティカルワークの目的
(6)ソマティカルワーク・セッションで活用する技術
(1)動作を誘導する際の言葉がけ
動作を誘導する際の言葉がけは、個々のクライアントによって異なるはず。カウンセリング(インタビュー)の際に、クライアントの話によく耳を傾け、話し方に目をやることで決まってくる。すなわち、クライアントの言葉使い、よく使う感覚、自然に行う動作を取り入れて組み立てる。
補助資料として、言葉がけの例を配布。
(2)ソマティカルワークの実例
事故によって左半身に障害を負ったクライアントの例に関して話した。
事故後3年経過、左半身マヒの状態から、ソマティカルワークを適用することによって、左足の踏み込み、左手のリーチ&把持動作(しかし、手指の細かい動きは依然困難)が可能になった。用いた技法は「感覚移植」「動作の細分化」など。
(3)「一人称の科学」?
ソマティクスが、動作、身体運動に影響を及ぼすならば、その効果は、「一人称(意識)」を超えて「無人称(非意識)」に到達しているのだ。
(4)ソマティカルワーク・セッションの流れ
この流れはファシャワーク・セッションと同様で、以下のとおり。すなわち、予約の受け付けから始まり、インテーク、姿勢・動作分析、セッション、フィードバック、宿題の取り決め、という流れ。
(5)ソマティカルワークの目的
ファシャワークと対比して話した(先日のカルチャー講座に関するブログ記事をご参照ください)。
(6)ソマティカルワーク・セッションで活用する技術
前回まで実習してきた各技術を表にまとめて配布&説明。
実習では、今回からセッションの(ペアになって、互いにカウンセリング+分析+ワークし合う)形式で行った。
人数(奇数)の関係で、斎藤と私が順番で参加した。
私の相手は、Oさん。以前、私の五十肩をファシャワークで改善してくださったオープンパス・ボディワーカー。Oさんのソマティカルワークで、私の肩はより自由になった。
2013年02月18日
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