(注1)各後頭下筋(小後頭直筋、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)は、各々異なる眼球の動きに伴って活動する。眼球の動きを用いるのは、上層にある筋群を活動させないため。
(注2)全体の状態、関係性を把握するため。
後頭下筋群(パルペーション・トレーニング資料)

小後頭直筋(左側)(起始:環椎後結節/停止:後頭骨下項線内側部)を触察
両母指球で受け手の後頭部を支えながら、左中指で触察(起始部である環椎後結節は捉えにくい。受け手の頭部を「他動的に」わずかに伸展させて捉え、そこを指標に触察)

大後頭直筋(左側)(起始:軸椎棘突起/停止:後頭骨下項線外側部)を触察
両母指球で受け手の後頭部を支えながら、左中指で触察(軸椎棘突起を指標に触察)

上頭斜筋(左側)(起始:環椎横突起上面/停止:後頭骨上項線と下項線の間)を触察
両母指球で受け手の後頭部を支えながら(右手は少し尾方へずらす)、右中指で触察(最初に環椎横突起を指標として触れるが、その際、胸鎖乳突筋を前方へ押しながら)

下頭斜筋(左側)(起始:軸椎棘突起/停止:環椎横突起下後部)を触察
両母指球で受け手の後頭部を支えながら、右中指で触察(環椎横突起を指標に触察。軸椎棘突起も確認)
