2013年11月22日

ボディワークと内臓器官2/最近のツイートより

心臓の形状、周囲環境は、この臓器が血液を噴出する際の大きな圧力を緩和できるように作られている。であればその変位、支持する膜(心外膜、心嚢)の緊張などは大きな問題だ。(2013/9/19)


各内臓は各々に機能を発揮しやすい位置に配置されている。つまり内臓系においても構造は機能を反映する。(2013/10/2、略)


心膜は外側から内側へ向かって線維性心膜、漿膜性心膜、臓側心膜と3枚ある。線維性心膜と漿膜性心膜を合わせて壁側心膜と言う。壁側心膜と臓側心膜の間に心膜腔があってそこに少量の心膜液が入っている。よって心臓は周囲の組織に拘束されず自由に運動できる。(2013/10/10)


心臓の動きのうち横隔膜によるもの。横隔膜に引き下げられて(吸気)時計回りに立ち上がろうと。押し上げられて(呼気)反時計回りに横たわろうと。・・・やっぱり鼓動の響く先がちょっと移り変わるのは気のせいじゃない。(2013/10/10、改)


私たちが手を伸ばしたり、歩いたり、回ったりすると、その度に内臓は引き上げられたり、押し出されたり、振り回されたりする。内臓には自らの動き(motility)の他に、こうした受け身の動き(mobility)がなければならない。(2013/10/13)


心臓の位置操作は腹大動脈の操作を通して間接的に。留意すること:心臓は大血管群に係留されている、心臓を包む(結合はしていない)線維性心膜が横隔膜腱中心及び胸骨(胸骨心膜靭帯によって)と結合している。(2013/10/31、改)


筋膜(fascia)に働きかけるというのは膜構造に働きかけることではないのか?・・・身体の中心(そこには体軸も通る)で働く膜(主に内臓に関わる膜)群を無視する理由は何か?(2013/11/9)


消化管とその付属器官は内胚葉から、腹膜は中胚葉から発生する。・・・発生過程において臓器と腹膜との関係がどう変移するかを知ることは、内臓マニピュレーションを行う上での大きな助けとなる。(2013/11/14)


腹膜内の臓器は間膜を持つ(間膜に「ぶら下がる」ような形態)ので可動性が高い。それに対して発生過程で腹膜内から腹膜後へ移行する臓器は腹膜と融合するので可動性が低い。・・・腹膜内の臓器ではあるが肝臓は横隔膜に付着するので可動性が低い(と言うか横隔膜の動きに従う)。(2013/11/16)


その専門書には「横隔膜テクニック」とあったが、そのテクニックを示す図を見ると、どう見ても肝臓を(多分、胆嚢も同時に)押圧(強圧)している。肝臓は横隔膜に付着しているし、横隔膜への影響はあるだろうが・・・。(2013/11/19)
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