2013年12月13日

心の構えと身の構え

〈心の構え〉と〈身の構え〉、これは技術面の話。
私がボディワーク・セッションを行う際の2つの構えのこと。

〈心の構え〉というのは、辞書的な意味での「心構え」とそう変わらない。
つまり、「ものごとに対処する心の用意」くらいの意味。

〈身の構え〉というのは、「身構え」のことではないし、武術でいうような構えのことでもない(「型稽古」はしているけれど・・・(笑))。

それは形のことではない。
向かい合うクライアントの身体が、私の身体を方向づけること。
クライアントのある部位が、私の身体に自ら(その部位)に適した姿勢をとらせること。

だから、〈身の構え〉は私が行うのではなく、「起こる」のだ。

頭は遅れてやって来る。
C4に対してどういう手技を使うとか、腰背筋膜をどうリリースするとか伝えてくる。
しかしそのときには、〈身〉はすでに動いている。

〈心の構え〉とは、クライアントを受け入れる用意のこと。
かつ、〈身の構え〉を受け入れる用意のこと。
posted by baucafe at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇徒然日記
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