今回は棘筋(群)、最長筋(群)、腸肋筋(群)、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、横隔膜、大腰筋、腸骨筋の10筋を触察実習しました。
今回、参加者の皆さんが持ち寄られたお菓子です。

脊柱の構造について図を描きながら講義しました。図は胸椎の肋骨窩、横突肋骨窩、また棘突起と椎体の位置を示したもの(棘突起と椎体の位置については正確に図示されていません)。

マックス君の脊柱

外後頭隆起を触察

「ぼんのくぼ」の底に第1頸椎(環椎)後結節を探る

第5〜7頸椎を触察。第5頸椎は前湾が終わる辺り。第6頸椎は頸部を過伸展すると前方(腹側)へ引っ込む。第7頸椎はその下。第7頸椎と第1胸椎の見極めは頸部を回旋させることで。

胸椎棘突起を触察。椎体の位置は棘突起先端から2〜3横指上。この辺りだと3横指上。

腰椎棘突起を触察。椎体の位置は棘突起先端から1横指半上。

脊柱起立筋群の資料

脊柱起立筋群(腸肋筋)両外側縁を触察

腸肋筋と広背筋の筋間を触察

肋骨角上で腸肋筋を触察

最長筋外側縁を触察

棘筋を触察

骨盤の資料

腹直筋の資料

腹直筋を触察

腹直筋の停止部(第5肋軟骨)を触察

腹直筋腱画を触察。被触察者が鏡を見ているが、これ、8期では「K.ミラー学習法」と呼ばれている。8期生Kさんの編み出した学習法。鏡で触察者の手技を見ながら、被触察感を得られるので、上達が早い(Kさんは、(R)を付けておいてくれと(笑))。

外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の資料

外腹斜筋の筋腱移行部(腱膜と筋腹の境界部)を触察

外腹斜筋と広背筋の筋間を触察

外腹斜筋と前鋸筋の筋間を触察

外腹斜筋と腹直筋(停止部)の筋間を触察

内腹斜筋(腱膜に移行する部位)を触察

腰三角部で内腹斜筋を触察

この部位で外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋を層をまたいで触察。触察者は腹横筋を単独で活動させるよう被触察者をリード。

横隔膜の資料

肝臓を介して横隔膜の活動を感覚する(または肝臓のリリース)

胃を介して横隔膜の活動を感覚する(または胃のリリース)。肝臓を介してとは異なる感覚。

横隔膜を触察。肋骨横隔洞を介して胸膜に働きかけ、胸郭内部の構造・機能を改善する。


腸腰筋の資料

小腸を越えて脊柱(大腰筋触察の指標)を触察。

腹大動脈の外側で大腰筋を触察

大腰筋と腸骨筋の筋間を触察

大腿骨頭の前方、大腿動脈の外側で腸腰筋を触察

腹腔の緊張を解いた上で大腰筋に働きかける(ファシャワーク)
