2013年12月29日

ボディワーク・テクニックに関して、内臓操作に関して、その他/最近のツイートより

【ボディワーク・テクニックに関して】

グループで「クレニオセイクラル」をリードすると、多くの場合、リズムが一致する。多数の脳がたった1つのリズムを刻み始める。根本的なリズムがそうであるなら、人間はそんなふう(?)にできているのか?・・・また、このリズムは制御可能ということか?(2013/8/25)

ホールディングは単に「ホールドする」だけではない。例えば問題部位を他の部位から分離したり(例えば周囲のトーンを変える)、逆に他の部位と連結させたり(例えば協応運動を誘導する)。(2013/10/30)

料金設定は重要なテクニック。場合によってはその効果は施術のそれに勝ることも。・・・手技以外のことにも心を配る必要がある。(2013/11/29)

忘れがちなこと。どの技法にも対人関係技法の要素があるということ。対人関係技法というのは、対人関係を変化のツールとして利用する技法のこと。・・・手技だけに集中しすぎないように。(2013/11/29)

ボディワークでは、タッチ、言葉による誘導(身体運動、感覚留意)、関係性(関係技法)などを通して「人間」を探求しようとする。(2013/12/23)


【内臓操作に関して】

例えば〈私〉は、食物が十二指腸を取る度に大十二指腸乳頭が開閉する(オッディ括約筋による)ことに気づかない(気づくことができない)。・・・〈私〉は〈からだ soma〉が(生きるために)行うほとんどのことに気づかない。(2013/9/4)

心臓の位置操作は腹大動脈を通して。留意すること:心臓は大血管群に係留されている、心臓を包む(結合はしていない)線維性心膜が横隔膜腱中心及び胸骨(胸骨心膜靭帯によって)と結合している。(2013/10/31)

筋膜(fascia)に働きかけるというのは膜構造に働きかけることではないのか?・・・身体の中心(そこには体軸も通る)で働く膜(主に内臓に関わる膜)群を無視する理由は何か?(2013/11/9)

消化管とその付属器官は内胚葉から、腹膜は中胚葉から発生する。・・・発生過程において臓器と腹膜との関係がどう変移するかを知ることは、内臓マニピュレーションを行う上での大きな助けとなる。(2013/11/14)

腹膜内の臓器は間膜を持つ(間膜に「ぶら下がる」ような形態)ので可動性が高い。それに対して発生過程で腹膜内から腹膜後へ移行する臓器は腹膜と融合するので可動性が低い。・・・腹膜内の臓器ではあるが肝臓は横隔膜に付着するので可動性が低い(と言うか横隔膜の動きに従う)。(2013/11/16)

オープンパス・メソッド(R)における内臓操作は、臓器自体の不調以外には、例えば動作改善を目的に実施される。・・・ピルエット(バレエ)の上達を目的に、腹膜、間膜、腹膜内器官が操作される。腹膜内器官の自由が確保されると、動作は見違えるほど洗練される。(2013/11/28)


【その他】

痛みを生じさせないためには日々の生活(姿勢、動作、仕事、食事・・・)を見直さなければならない。一旦生じた痛みを解消するためには痛みの生理について(筋、筋膜、受容器、神経系、それらの連関・・・)知らなければならない。(2013/11/8、加)

ボディワーカーは「内面」に留まらない。世界の只中にあろうとする。ツールは手技だけではなく、世界にある、自分に使用可能な全てのものだ。(2013/11/25)

何かと、誰かと出会っても、私たちの心は、目の前に在るそのもの、そのひとを見ようとせず、自分の中に手がかりを探し、全く無関係の何ものかを引っぱり出してきて、「以前に見たアレに似ている」とか「あのひとにそっくりだ」とかやり始める。(2013/11/25)
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