2014年06月09日

第8期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第1回

昨日(6月8日)はオープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第1回が開催されました。
今回は「ボディワークの定義とその目的」「ファシャワーク、ファシャワーカーとは?」というテーマで講義をした後、「浅筋膜操作」の実習を行いました。

「ボディワークの定義とその目的」の講義では、ボディワークの定義をお伝えし、ボディワークの特徴としてセッションに主体的に参加すること、快・不快より体性感覚を重視すること、患部ではなく身体全体を視野に入れることなどを話しました。

「ファシャワーカー、ファシャワークとは?」の講義では、ファシャワーカー、ファシャワークについて簡単に定義した後、ファシャ(筋膜)の構造について話しました。

技法を決めるのは、技法の対象をどう捉えるかによるでしょう。
オープンパス・メソッド(R)では、ファシャの構造を5層に捉え、深層から浅層にかけて層間の好滑走性が増していくと考えます(現時点ではそう捉えています)。
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「浅筋膜操作」の実習を始める前に、デモンストレーションを行いました。
浅筋膜のレベルでは短時間で変化が起こるということを、受講生の皆さんに知っていただくためでした。
浅筋膜は最浅層にあり、すぐ下層の深筋膜との本来的な滑走性がかなり高く、滑走幅も広いので、変化は素早く大きく起こります。
施術者は「リリースする」というより「滑走させる」イメージを持ったほうがよいでしょう。
このレベルで時間をかけてしまうと、変化が大きすぎて、クライアントがバランスを崩してしまう可能性が高いです。

浅筋膜操作を行う前に、動作による浅筋膜の動き(滑走)を調べました。
浅筋膜の動きは、基本的な滑走方向はあるものの、個々人の骨格、姿勢や動作の癖、過去に負った怪我などによって、かなり異なります。
そして適切で有効な浅筋膜操作を行うためには、これらの個々に異なった滑走方向に沿って施術を始めなければなりません。
上の画像では、頸部の回旋による胸部浅筋膜の動きを調べています。
下は、胸部浅筋膜の動きを細かく板書したものです。
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浅筋膜操作を指導する斎藤講師
上の画像では腹部から胸部までの、中の画像では大腿部後面の、下の画像では上腕部の浅筋膜操作を指導しています。
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股関節の可動域を広げるために腹部浅筋膜に働きかけています。
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5期生のYさんが参加してくださいました。美しい施術姿!
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回旋動作をスムースにするために、胸背部浅筋膜に働きかけています。
上の画像は腹臥位で、下の画像は座位で行っています。
回旋動作と言っても、実際の動きの中では、単純な回旋だけを含む動作はあまりないでしょう。
例えば日常で回旋を含む動作と言えば、例えば振り向く、手を伸ばして棚上の物を取る、歩くなど。
スポーツ動作では、例えば水泳のクロール、バレーボールのアタック、野球のピッチングなど。
これらは、それぞれ浅筋膜を滑走操作させる方向が異なったり、ときには逆だったりします。
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肩関節の可動域を広げるために胸部浅筋膜(上の画像)と上腕部浅筋膜(下の画像)に働きかけています。
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最後に、重心を移動させ、仙腸関節を調整し、足底接地面を変えることで、全身の構造を変える技術をお伝えしました。
これらを10分ほどのショートセッションで行うのですが、受講生の皆さん全員がマスターしました。教える側としては大感激です。
先日、第2回公開セッションで私が行ったこのセッションを、全員が行えるようになりました。
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【お知らせ】7月13日にパルペーション公開セッション、7月26日にパルペーション・ワンデイ・ワークショップ(初級)、8月9日にパルペーション・ワンデイ・ワークショップ(上級)を開催します。・・・詳しい内容(
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