3月6日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
斎藤と小川が講師を務める「ボディワーク入門講座」は、今回を入れてあと2回です。
4月からは、オープンパス主催で、大島と藤沢が同講座の講師を務めます。(*)
よみうりカルチャー恵比寿では、斎藤と小川が講師を務めますが、タイトルは「気軽にできる筋膜ケア」となり、初心者の方々、ボディワーク未経験の方々向けの内容となる予定です。
今回の講座内容は、これまでの復習も含めて、外眼筋群、表情筋群、肩甲挙筋、脊柱起立筋群、中臀筋、腸脛靭帯、大腰筋などをリリース実習しました。
外眼筋群と表情筋群については、今期では今回が初めてということもあって、セルフ・リリースの形式で時間をかけて行いました。
視界の3D化、顔の動き(表情)の変化など、十分に味わえたでしょうか?
外眼筋群と表情筋群以外の筋肉に対しては、ペアでリリース実習を行いました。
人数の関係で、受講生に皆さんに交って、私も実習に参加したのですが、リリースしていただいて、皆さんの上達度がかなりのものだと実感できて、嬉しかったです。
2015年03月07日
2015年02月07日
背中のリリース/ボディワーク入門講座
2月6日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「背中のリリース」でした。
自分の身体の中で、もっともよく見る部位はどこでしょう?
多分、手ではないでしょうか。
発達的な観点から言っても、そうでしょう。
それに比べて、背中というのは、あまり顧みられることはありません。
ところが、他人からもっとも見られやすい部位と言ったら、背中ではないでしょうか。
他の部位と比べて、本人に気づかれることなく、遠慮なしに見ることができますから。(笑)
自分ではよく見えない。
他人からはよく見える。
背中というのは、あたかも、私たちの無意識のようです。
背中には、多くの抗重力筋があります。
頭蓋骨、胸郭、骨盤といった骨で出来た塊(かたまり)が、すべて背骨の前方に付いているからです。
つまり、背骨はこれらの塊のために、重力によって前方に引っぱられてしまうので、重力に抗するための筋群と、それを支える機構に守られる必要があるわけです。
背中を観察すると、お腹側と比べて、のっぺりしています。
肩甲骨が少し目立ちますが、それでも、あまり面白味のない形状をしています。
そうは言っても、大切な抗重力筋群は付いているし、普段は真剣に見ることの少ない(顔などと比べると、特にそうですね)部位でしょうから、たまにはマジメに探索してみるのもよいでしょう。
今回の講座は、背部の骨指標を触察することから始めました。
脊柱棘突起、仙骨後面、腸骨稜、第11、12肋骨、肩甲棘、肩甲骨下角などを触察しました。
骨指標のロケーションが分かれば、筋肉の走行を正確に捉えることも可能です。
触察の後は、背部筋群に対して筋膜リリースを行いました。
骨指標を参考に、棘筋、最長筋、腸肋筋、腰背筋膜、菱形筋などをリリースしました。
今回のテーマは「背中のリリース」でした。
自分の身体の中で、もっともよく見る部位はどこでしょう?
多分、手ではないでしょうか。
発達的な観点から言っても、そうでしょう。
それに比べて、背中というのは、あまり顧みられることはありません。
ところが、他人からもっとも見られやすい部位と言ったら、背中ではないでしょうか。
他の部位と比べて、本人に気づかれることなく、遠慮なしに見ることができますから。(笑)
自分ではよく見えない。
他人からはよく見える。
背中というのは、あたかも、私たちの無意識のようです。
背中には、多くの抗重力筋があります。
頭蓋骨、胸郭、骨盤といった骨で出来た塊(かたまり)が、すべて背骨の前方に付いているからです。
つまり、背骨はこれらの塊のために、重力によって前方に引っぱられてしまうので、重力に抗するための筋群と、それを支える機構に守られる必要があるわけです。
背中を観察すると、お腹側と比べて、のっぺりしています。
肩甲骨が少し目立ちますが、それでも、あまり面白味のない形状をしています。
そうは言っても、大切な抗重力筋群は付いているし、普段は真剣に見ることの少ない(顔などと比べると、特にそうですね)部位でしょうから、たまにはマジメに探索してみるのもよいでしょう。
今回の講座は、背部の骨指標を触察することから始めました。
脊柱棘突起、仙骨後面、腸骨稜、第11、12肋骨、肩甲棘、肩甲骨下角などを触察しました。
骨指標のロケーションが分かれば、筋肉の走行を正確に捉えることも可能です。
触察の後は、背部筋群に対して筋膜リリースを行いました。
骨指標を参考に、棘筋、最長筋、腸肋筋、腰背筋膜、菱形筋などをリリースしました。
2015年01月31日
腹部に働きかける/ボディワーク入門講座
1月30日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「腹部に働きかける」でした。
腹部は、ロルフ・メソッドでは第5セッションの施術範囲となります。
大腰筋などはこの範囲に入りますし、その他に腹壁の筋群などもそうです。
今回の講義では、これら筋群のこと、そして筋群と内臓との関係について話しました。
大腰筋は、腰椎から大腿骨(小転子)まで走行する筋肉で、股関節を屈曲、外旋、外転させます。
これらの作用を合わせると、歩行の際に、腰の回転に対して足を前へ踏み出す動作となります(というか、歩行動作を分解すると、これらの作用となります)。
今回の実習(ペア・リリース)では、この大腰筋と、他に横隔膜、腹直筋の筋膜リリースを行いました。
大腰筋をリリースするには、腹部前面から腹腔に手指を差し入れて行います。
大腰筋は腰椎に付着していますから、この筋肉に到達するためには、腹壁筋群(今回は、腹直筋の外縁からアプローチしました)と内臓を越えて進まなければなりません。
腹部前面から腹腔に手指を差し入れます(腸腰筋のほぼ全長を触察している動画です)。
今回は筋膜リリースを行う前に、腹部に手を置いて、呼吸による動きや脈動を感じました。
実はこれだけで、腹部はかなり弛みます。
その後、腹直筋の外縁に働きかけることで、腹壁の緊張をリリースしました。
この施術によって、腹部全体が柔らかくなったと思います。
内臓にも影響が及んで、腹腔に手指が入りやすくなったことでしょう。
施術をされていて、実際に内臓が柔らかくなったのを感じられた方もいらっしゃったようです。
なぜ内臓に影響が及ぶかと言うと、実は腹部にある骨格筋と内臓とが「地続き」だからです。
両者は腹膜を介して連続しているのです。
腹膜には、臓側腹膜と壁側腹膜がありますが、もともとこれらは1枚です。
それが折り返されて、2枚になっています。
内臓を向いた(包む)側が前者、腹壁(骨格筋)を向いた側が後者なのです。
腹部の横断面図です。腹膜と内臓の関係を板書しました。

腹壁も内臓も柔らかくなった後、腹腔に手指を入れて、今度は大腰筋をリリースしました。
大腰筋の後は、横隔膜をリリースしましたが、直接にではなく、内臓(肝臓、胃など)を介しての施術でした。
実習の最後は、セルフ・リリースとアクティベーション(活性化)・テクニックで締め括りました。
セルフ・リリースでは、ペア・リリースで行ったテクニックを自らに対して実施しました。
アクティベーション・テクニックでは、股関節、膝関節、足底に働きかけるテックニックと、歩行動作を使うテクニックの2つを行いました。
後者のテクニックでは、変化の実感がかなりあったようで、受講生の方々は驚きの声を上げられていました。
今回のテーマは「腹部に働きかける」でした。
腹部は、ロルフ・メソッドでは第5セッションの施術範囲となります。
大腰筋などはこの範囲に入りますし、その他に腹壁の筋群などもそうです。
今回の講義では、これら筋群のこと、そして筋群と内臓との関係について話しました。
大腰筋は、腰椎から大腿骨(小転子)まで走行する筋肉で、股関節を屈曲、外旋、外転させます。
これらの作用を合わせると、歩行の際に、腰の回転に対して足を前へ踏み出す動作となります(というか、歩行動作を分解すると、これらの作用となります)。
今回の実習(ペア・リリース)では、この大腰筋と、他に横隔膜、腹直筋の筋膜リリースを行いました。
大腰筋をリリースするには、腹部前面から腹腔に手指を差し入れて行います。
大腰筋は腰椎に付着していますから、この筋肉に到達するためには、腹壁筋群(今回は、腹直筋の外縁からアプローチしました)と内臓を越えて進まなければなりません。
腹部前面から腹腔に手指を差し入れます(腸腰筋のほぼ全長を触察している動画です)。
今回は筋膜リリースを行う前に、腹部に手を置いて、呼吸による動きや脈動を感じました。
実はこれだけで、腹部はかなり弛みます。
その後、腹直筋の外縁に働きかけることで、腹壁の緊張をリリースしました。
この施術によって、腹部全体が柔らかくなったと思います。
内臓にも影響が及んで、腹腔に手指が入りやすくなったことでしょう。
施術をされていて、実際に内臓が柔らかくなったのを感じられた方もいらっしゃったようです。
なぜ内臓に影響が及ぶかと言うと、実は腹部にある骨格筋と内臓とが「地続き」だからです。
両者は腹膜を介して連続しているのです。
腹膜には、臓側腹膜と壁側腹膜がありますが、もともとこれらは1枚です。
それが折り返されて、2枚になっています。
内臓を向いた(包む)側が前者、腹壁(骨格筋)を向いた側が後者なのです。
腹部の横断面図です。腹膜と内臓の関係を板書しました。

腹壁も内臓も柔らかくなった後、腹腔に手指を入れて、今度は大腰筋をリリースしました。
大腰筋の後は、横隔膜をリリースしましたが、直接にではなく、内臓(肝臓、胃など)を介しての施術でした。
実習の最後は、セルフ・リリースとアクティベーション(活性化)・テクニックで締め括りました。
セルフ・リリースでは、ペア・リリースで行ったテクニックを自らに対して実施しました。
アクティベーション・テクニックでは、股関節、膝関節、足底に働きかけるテックニックと、歩行動作を使うテクニックの2つを行いました。
後者のテクニックでは、変化の実感がかなりあったようで、受講生の方々は驚きの声を上げられていました。
2015年01月17日
下肢内側へのアプローチ/ボディワーク入門講座
1月16日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「下肢内側へのアプローチ」でした。
今回はセルフ・リリースに力を入れました。
大腿部内側の施術では、長内転筋を中心に、薄筋、大内転筋に対してアプローチしました。
長内転筋に対しては、前縁、後縁を、また手技の角度を変えたりしながら働きかけました。
下腿に対しては、内果(内足首)周辺に働きかけることで、下腿後面深部、下腿前面の筋群(後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋、前脛骨筋 ← 停止腱が内果周辺を走行します)をリリースしました。
ペア・リリースでは、長内転筋、鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋の停止部)、脛骨に沿って腓腹筋とヒラメ筋に対して働きかけました。
私は、人数の関係でペア・リリースに加わりました。
私の下肢は、内転筋群は特に問題はなかったようですが、下腿部内側、特に内果の近位部辺りにはかなり緊張があったようです。
その辺りの緊張には、施術を受けて初めて気づきました。
終了後、立ってみると、重心が下がったような感覚と安定感がありました。
今回のテーマは「下肢内側へのアプローチ」でした。
今回はセルフ・リリースに力を入れました。
大腿部内側の施術では、長内転筋を中心に、薄筋、大内転筋に対してアプローチしました。
長内転筋に対しては、前縁、後縁を、また手技の角度を変えたりしながら働きかけました。
下腿に対しては、内果(内足首)周辺に働きかけることで、下腿後面深部、下腿前面の筋群(後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋、前脛骨筋 ← 停止腱が内果周辺を走行します)をリリースしました。
ペア・リリースでは、長内転筋、鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋の停止部)、脛骨に沿って腓腹筋とヒラメ筋に対して働きかけました。
私は、人数の関係でペア・リリースに加わりました。
私の下肢は、内転筋群は特に問題はなかったようですが、下腿部内側、特に内果の近位部辺りにはかなり緊張があったようです。
その辺りの緊張には、施術を受けて初めて気づきました。
終了後、立ってみると、重心が下がったような感覚と安定感がありました。
2014年12月20日
横のライン下半部のリリース/ボディワーク入門講座
12月19日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「横のライン下半部のリリース」でした。
今回は前回の続きということで、まとまった講義は行わず、実習とその手順説明という内容になりました(横のラインについての解説は、前回行いました)。
最初に斎藤講師の指導でセルフ・リリースを行いました。
大転子周囲(大転子に付着する筋群)の筋膜リリースから始め、腸脛靭帯、腸骨筋まで、時間をかけて行いました。
腸骨筋の筋膜リリースでは、ムーブメント・ワーク(というより、オープンパス・メソッド(R)のソマティカルワークに近い内容となりましたが)の要素を取り入れて、筋膜組織の伸長だけでなく神経系の変化を狙ったものとなりました。
ただし、神経系に関する説明は行わず(専門的になりすぎるので)、その効果を体験していただく(カルチャー講座では、それが大事だと思っています)だけに留めました。
斎藤講師のムーブメント・ワーク(ソマティカルワーク)を受けた経験のある方はご存じでしょうが、ワーク前後の差異(ビフォア/アフター)には、かなり驚かされます。
今回は、セルフ・ワークの形を取りましたが、セッションの中で実際に行うテクニックに近い内容を「セルフ用」にまとめ上げたものです。
行ってみて、必ず効果があると思います。
受講生の方々は、ぜひご自分で試してみてください(できれば繰り返し)。
最後にペア・リリース(ペアでの筋膜リリース実習)を行いました。
大転子周囲の筋膜リリースから始めて、中臀筋、大臀筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯に働きかけました。
今回のテーマは「横のライン下半部のリリース」でした。
今回は前回の続きということで、まとまった講義は行わず、実習とその手順説明という内容になりました(横のラインについての解説は、前回行いました)。
最初に斎藤講師の指導でセルフ・リリースを行いました。
大転子周囲(大転子に付着する筋群)の筋膜リリースから始め、腸脛靭帯、腸骨筋まで、時間をかけて行いました。
腸骨筋の筋膜リリースでは、ムーブメント・ワーク(というより、オープンパス・メソッド(R)のソマティカルワークに近い内容となりましたが)の要素を取り入れて、筋膜組織の伸長だけでなく神経系の変化を狙ったものとなりました。
ただし、神経系に関する説明は行わず(専門的になりすぎるので)、その効果を体験していただく(カルチャー講座では、それが大事だと思っています)だけに留めました。
斎藤講師のムーブメント・ワーク(ソマティカルワーク)を受けた経験のある方はご存じでしょうが、ワーク前後の差異(ビフォア/アフター)には、かなり驚かされます。
今回は、セルフ・ワークの形を取りましたが、セッションの中で実際に行うテクニックに近い内容を「セルフ用」にまとめ上げたものです。
行ってみて、必ず効果があると思います。
受講生の方々は、ぜひご自分で試してみてください(できれば繰り返し)。
最後にペア・リリース(ペアでの筋膜リリース実習)を行いました。
大転子周囲の筋膜リリースから始めて、中臀筋、大臀筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯に働きかけました。
2014年12月06日
横のライン上半部のリリース/ボディワーク入門講座
12月5日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。
今回のテーマは「横のライン上半部のリリース」でした。
講義では「ライン」について話しました。
ラインの下端は身体を突き抜けて地球の核まで伸びること(注1)、ラインの上端は開放されていること(注2)、などを話しました。
(注1)ラインは重力に関わるので。
(注2)人類が立ち上がったこと、よりよく立ち上がる可能性があること、つまり今後の進化(あるとすれば)に関わるということ。
講義の後、最初に、「アームサークル」(テキスト『ボディワーク入門』p.175-176)というムーブメントを体験していただきました。
ムーブメントのコツは、小さくゆっくり動くこと、身体の中心から動きを作ることです。
今回はその辺りを強調し、時間をかけて誘導しました。
ムーブメントの効果を十分に体験していただけたでしょうか?

次に、筋膜リリースをセルフで行いました。
腕の動きをスムースにすることを目標に、鎖骨の下側(大胸筋鎖骨部)、胸郭の側面(前鋸筋)、腋の後壁(広背筋)をリリースしました。
ご自宅でも気軽にできるような手順、方法をお伝えしました。
最後のペアリリースでは、骨盤の上側(腸骨稜)で施術を行いました。
筋肉名で言うと、腰方形筋です。
腹ばい(腹臥位)で膝を横に出した姿勢で、股関節の動きをもらいながら、手指のツールを使ってリリースしました。
効果を実感していただけたようです。
次回(12月19日)のテーマは「横のライン下半部」の予定です。
今回のテーマは「横のライン上半部のリリース」でした。
講義では「ライン」について話しました。
ラインの下端は身体を突き抜けて地球の核まで伸びること(注1)、ラインの上端は開放されていること(注2)、などを話しました。
(注1)ラインは重力に関わるので。
(注2)人類が立ち上がったこと、よりよく立ち上がる可能性があること、つまり今後の進化(あるとすれば)に関わるということ。
講義の後、最初に、「アームサークル」(テキスト『ボディワーク入門』p.175-176)というムーブメントを体験していただきました。
ムーブメントのコツは、小さくゆっくり動くこと、身体の中心から動きを作ることです。
今回はその辺りを強調し、時間をかけて誘導しました。
ムーブメントの効果を十分に体験していただけたでしょうか?

次に、筋膜リリースをセルフで行いました。
腕の動きをスムースにすることを目標に、鎖骨の下側(大胸筋鎖骨部)、胸郭の側面(前鋸筋)、腋の後壁(広背筋)をリリースしました。
ご自宅でも気軽にできるような手順、方法をお伝えしました。
最後のペアリリースでは、骨盤の上側(腸骨稜)で施術を行いました。
筋肉名で言うと、腰方形筋です。
腹ばい(腹臥位)で膝を横に出した姿勢で、股関節の動きをもらいながら、手指のツールを使ってリリースしました。
効果を実感していただけたようです。
次回(12月19日)のテーマは「横のライン下半部」の予定です。
2014年11月22日
足部〜下腿部のリリース/ボディワーク入門講座
11月21日、よみうりカルチャー恵比寿主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回は、来期から講座内容が変わることもあり、今後の方針(今期の今後、来期)について少し話しました。
「ボディワーク入門講座」は、主催者を変えながら(ジュージャ・カルチャーセンター多摩センター三越 → よみうりカルチャー横浜 → よみうりカルチャー新宿、よみうりカルチャー八王子 → よみうりカルチャー恵比寿)もう10年以上も続けてきました。
スタート時点では、「家庭でできるボディワーク」というタイトルの講座でした。
それが「ボディワーク入門講座」とタイトルを改め、よみうりカルチャー横浜主催で行っていた時代には、同タイトルながら「上級編」の内容をお伝えしていたこともありました。
「上級編」のクラスは、ご参加人数40名を越える大きなクラスとなりました。
しかし、一般の方々から「技術的には優れたものだが、習得するのは難しい」というご意見をいただくような内容になってしまいました。
ご参加くださる皆様も、リハビリ系専門職、針灸師、マッサージ師、カイロプラクター、整体師などの方々が多くを占めるようになりました。
結局、「上級編」の講座内容は、「プロ施術者養成クラス」と呼べるようなものとなってしまい、担当の方から「趣味のレベルにとどめないと、一般の方々にご参加いただけません」とのご指摘があり、内容を改めました。
現在、よみうりカルチャー恵比寿でお伝えしている内容は、横浜での「上級編」とは違って、一般の方々にも分かりやすい内容になっていると思っていたのですが、そうでもなかったことに、先日、オープンパスワーカー1期生であるMさんのご指摘を受け、気づきました。
Mさんのご指摘は、一般の方々向けというより、施術者向けになっているというものでしたが、確かにそうでした。
横浜での「上級編」のようなプロ向けの内容ではないとしても、やはり施術者の方々にお伝えするようなスタンスで授業を進めていました。
時よりテキストの範囲を外れて、セッションでしか用いないようなリリース法などをお伝えすることもありました。
今期の今後は、テキストに沿った内容で、またこの講座が始まった当時のように「家庭で気軽にできる」ような方法をお伝えしたいと思っています。
来期からはタイトルも変えて、内容的にも「施術者がセッションで」というのでなく「一般の方々が日常的に」使えるもの、健康に生活することを援助できるようなものにしたいと思っています。
さて、今回のテーマは「足部〜下腿部のリリース」でした(今後は毎回のテーマも、もっと分かりやすいものにしなければ! 笑)
今回はセルフリリースの時間を多めに取りました。
参加者の皆様に、ご自身で膝から下をゆっくりリリースしていただきました。
斎藤講師がリードを行い、小川がその説明を板書するような進め方でした。



その後は、すね、ふくらはぎ、アキレス腱に対してペアリリースを行いました。
今回の参加者人数が奇数でしたので、小川も実習に加わったのですが、膝下がかなり楽になりました。
今回は、来期から講座内容が変わることもあり、今後の方針(今期の今後、来期)について少し話しました。
「ボディワーク入門講座」は、主催者を変えながら(ジュージャ・カルチャーセンター多摩センター三越 → よみうりカルチャー横浜 → よみうりカルチャー新宿、よみうりカルチャー八王子 → よみうりカルチャー恵比寿)もう10年以上も続けてきました。
スタート時点では、「家庭でできるボディワーク」というタイトルの講座でした。
それが「ボディワーク入門講座」とタイトルを改め、よみうりカルチャー横浜主催で行っていた時代には、同タイトルながら「上級編」の内容をお伝えしていたこともありました。
「上級編」のクラスは、ご参加人数40名を越える大きなクラスとなりました。
しかし、一般の方々から「技術的には優れたものだが、習得するのは難しい」というご意見をいただくような内容になってしまいました。
ご参加くださる皆様も、リハビリ系専門職、針灸師、マッサージ師、カイロプラクター、整体師などの方々が多くを占めるようになりました。
結局、「上級編」の講座内容は、「プロ施術者養成クラス」と呼べるようなものとなってしまい、担当の方から「趣味のレベルにとどめないと、一般の方々にご参加いただけません」とのご指摘があり、内容を改めました。
現在、よみうりカルチャー恵比寿でお伝えしている内容は、横浜での「上級編」とは違って、一般の方々にも分かりやすい内容になっていると思っていたのですが、そうでもなかったことに、先日、オープンパスワーカー1期生であるMさんのご指摘を受け、気づきました。
Mさんのご指摘は、一般の方々向けというより、施術者向けになっているというものでしたが、確かにそうでした。
横浜での「上級編」のようなプロ向けの内容ではないとしても、やはり施術者の方々にお伝えするようなスタンスで授業を進めていました。
時よりテキストの範囲を外れて、セッションでしか用いないようなリリース法などをお伝えすることもありました。
今期の今後は、テキストに沿った内容で、またこの講座が始まった当時のように「家庭で気軽にできる」ような方法をお伝えしたいと思っています。
来期からはタイトルも変えて、内容的にも「施術者がセッションで」というのでなく「一般の方々が日常的に」使えるもの、健康に生活することを援助できるようなものにしたいと思っています。
さて、今回のテーマは「足部〜下腿部のリリース」でした(今後は毎回のテーマも、もっと分かりやすいものにしなければ! 笑)
今回はセルフリリースの時間を多めに取りました。
参加者の皆様に、ご自身で膝から下をゆっくりリリースしていただきました。
斎藤講師がリードを行い、小川がその説明を板書するような進め方でした。



その後は、すね、ふくらはぎ、アキレス腱に対してペアリリースを行いました。
今回の参加者人数が奇数でしたので、小川も実習に加わったのですが、膝下がかなり楽になりました。
2014年11月08日
胸郭に働きかける/ボディワーク入門講座
11月7日、よみうりカルチャー主催「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「胸郭に働きかける」でした。
呼吸を楽にすると同時に肩関節の可動域を広げる方法をお伝えしました。
今回は、前回実習した加圧法に加えて牽引法も用いました。
牽引法の実習では、関節包と表層(浅)筋膜を狙って行いました。
関節包を狙う場合には骨をホールドする意識で、表層筋膜を狙う場合にはもちろん表層筋膜をホールドする意識で行います。
また関節包を狙う際に、私たちの行為・行動の認知的な仕組み(認知神経学的な考え方)を利用する方法をお伝えしました。
加圧法の実習では、大胸筋と小胸筋に働きかけました。
小胸筋の加圧法では、小胸筋ポケット(鎖骨胸骨筋膜の表面)の「底」を押し広げる方法をお伝えしました。
私は人数の関係で、受講生の皆さんに交ってペア実習に参加しました。
私のお相手は体験参加の方でしたが、初めて行うテクニックにも関わらず、縮んだ胸郭をかなり上手くリリースしてくださいました(感動!)。
今回のテーマは「胸郭に働きかける」でした。
呼吸を楽にすると同時に肩関節の可動域を広げる方法をお伝えしました。
今回は、前回実習した加圧法に加えて牽引法も用いました。
牽引法の実習では、関節包と表層(浅)筋膜を狙って行いました。
関節包を狙う場合には骨をホールドする意識で、表層筋膜を狙う場合にはもちろん表層筋膜をホールドする意識で行います。
また関節包を狙う際に、私たちの行為・行動の認知的な仕組み(認知神経学的な考え方)を利用する方法をお伝えしました。
加圧法の実習では、大胸筋と小胸筋に働きかけました。
小胸筋の加圧法では、小胸筋ポケット(鎖骨胸骨筋膜の表面)の「底」を押し広げる方法をお伝えしました。
私は人数の関係で、受講生の皆さんに交ってペア実習に参加しました。
私のお相手は体験参加の方でしたが、初めて行うテクニックにも関わらず、縮んだ胸郭をかなり上手くリリースしてくださいました(感動!)。
2014年10月04日
初回、デモンストレーション/ボディワーク入門講座
斎藤がこの記事を書いて以来、「カルチャー講座が好き!」「楽しいカルチャー!」が、オープンパスでは合言葉になっています。
10月3日、よみうりカルチャー主催「ボディワーク入門講座」が開催されました。
今期初回なので、参加者の皆様にボディワークを体験していただく時間となりました。
筋膜リリースの体験(受け手&与え手として)、およびムーブメントワークの体験をしていただきました。
筋膜リリースのデモを担当しましたが、出だしは不調でした(笑)。
まあ、筋膜リリースが「どんな感じなのか」くらいはお伝えできたかと思います。
「ボディワーク入門」は、オープンパスの主催ではありませんが、オープンパス・メソッド(R)にとって、けっこう大切な講座です。
本講座の内容を「入門」のレベルだとすると、パルペーション・トレーニングを「基礎」、ファシャワーカー養成トレーニングを「初級」、ソマティカルワーカー養成トレーニングを「中級」、インテグレーティブワーカー養成トレーニングを「上級」、オープンパス勉強会を「研究」と位置づけています(後ろの2つは未開催ですが)。
10月3日、よみうりカルチャー主催「ボディワーク入門講座」が開催されました。
今期初回なので、参加者の皆様にボディワークを体験していただく時間となりました。
筋膜リリースの体験(受け手&与え手として)、およびムーブメントワークの体験をしていただきました。
筋膜リリースのデモを担当しましたが、出だしは不調でした(笑)。
まあ、筋膜リリースが「どんな感じなのか」くらいはお伝えできたかと思います。
「ボディワーク入門」は、オープンパスの主催ではありませんが、オープンパス・メソッド(R)にとって、けっこう大切な講座です。
本講座の内容を「入門」のレベルだとすると、パルペーション・トレーニングを「基礎」、ファシャワーカー養成トレーニングを「初級」、ソマティカルワーカー養成トレーニングを「中級」、インテグレーティブワーカー養成トレーニングを「上級」、オープンパス勉強会を「研究」と位置づけています(後ろの2つは未開催ですが)。
2014年09月08日
姿勢分析&ショートセッション/ボディワーク入門講座
9月5日、よみうりカルチャー恵比寿主催の「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「姿勢分析&ショートセッション」でした。
受講者同士でペアを作り、互いに姿勢分析を行い、その結果を参考にして、交代で30分間のセッションを行いました。
今期の講座ではこれまで、胸部、下腿部、足部、体幹部側面、下肢部側面、大腿部内側、腹部、背部、臀部、大腿部後面などに対する筋膜リリース・テクニックをお伝えしてきました。
今回の課題は、それらのテクニックを効果的に組み合わせて、セッションを構成することでした。
今回は参加者数が奇数でしたので、私も実習に参加しました。
私の背中に緊張があることが姿勢分析で判明し、また自分でもそれを感じていたので、その部位をリリースしていただきました。
ペアになった受講者さんの手技圧が安定していて、私の背中はかなりリリースしました。
受講生さんもリリースの手応えを感じられていたようです。
今回のテーマは「姿勢分析&ショートセッション」でした。
受講者同士でペアを作り、互いに姿勢分析を行い、その結果を参考にして、交代で30分間のセッションを行いました。
今期の講座ではこれまで、胸部、下腿部、足部、体幹部側面、下肢部側面、大腿部内側、腹部、背部、臀部、大腿部後面などに対する筋膜リリース・テクニックをお伝えしてきました。
今回の課題は、それらのテクニックを効果的に組み合わせて、セッションを構成することでした。
今回は参加者数が奇数でしたので、私も実習に参加しました。
私の背中に緊張があることが姿勢分析で判明し、また自分でもそれを感じていたので、その部位をリリースしていただきました。
ペアになった受講者さんの手技圧が安定していて、私の背中はかなりリリースしました。
受講生さんもリリースの手応えを感じられていたようです。