2014年03月22日

プレパルペーション・クラス第5回

3月20日、プレパルペーション・クラス(「パルペーション・プレクラス」を改名)第5回が開催されました。
今回は外腹斜筋と前鋸筋の筋間の触察、大腿四頭筋の四頭の正確な鑑別を行いました。

今回は隣り合った、もしくは重なり合った筋(筋間)を鑑別するテクニックを詳しくお伝えしました。お伝えした内容は以下のとおりです。
(1)目的に応じて手指のどこ(指全体、指腹、指尖など)をどう(角度、圧の強弱)使うか、(2)自分の関節(触察手から足部までの)を固めないために(固めてしまうと触察力が落ちます)どこにどう位置すれば(立てば)よいか、(3)筋間の両側の筋をどう区別して働かせるか、(4)目的とする筋間にどう(どんなイメージ、どんな手順で)迫っていくか、などです。

外腹斜筋と前鋸筋の筋間の触察実習では、それぞれを個別に活動させるための誘導が難しかったようです。
大腿四頭筋各頭の鑑別では、大腿直筋より中間広筋のほうがかなり幅があることに、皆さん、驚かれていました。中間広筋の内側縁、外側縁を触察するためには、それぞれ内側広筋、外側広筋の筋腹を押し込んで到達しなければなりませんが、これは正確にたどることができていました。

2014年03月15日

パルペーション・プレクラス第4回

3月13日、パルペーション・プレクラス第4回が開催されました。
今回は中斜角筋、後斜角筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲挙筋の6筋を触察実習しました。

プレクラスは3期目となりますが、2期目と同様に、内容の構成、触察対象筋群の選択、資料の作成などを斎藤が担当し、私は触察手技のデモンストレーションを行うという形で進めています。
毎回少しずつ難度が増していくような構成で、難なく触察技術を学べる内容になっています。

斎藤が、毎回の進み具合、受講されている皆様の理解度に合わせて資料を丁寧に作っていますので、授業はスムースに進んでいます。この辺り、小川は頭が上がりません(汗)。

今回の触察実習はまず骨指標を探し当て、そこから辿るという形を取りました。
中斜角筋は第1肋骨、後斜角筋は第2肋骨から辿りましたが、両肋骨は鎖骨の前凸部、後凸部の後方で探しました。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲挙筋については、肩甲骨全体の形状を把握し、指標(肩甲棘、上角、内側縁、下角、外側縁など)を触察した後、それぞれ棘上窩、棘下窩、後面外側縁、上角内側縁から辿りました。
棘下筋と小円筋はどちらも肩関節を外旋させますが、開始肢位によって働きの強さが異なり、その説明とそれを活かした触察法をお伝えしました。
肩甲挙筋については、僧帽筋を相反抑制した上で触察する方法(肢位)をお伝えしました。

2014年02月28日

パルペーション・プレクラス第2回

2月27日、パルペーション・プレクラス第2回が開催されました。
今回は神経、動脈、骨、筋肉の触察を、それらの違いを感覚しながら行いました。
神経は腕神経、総腓骨神経を、動脈は腋窩動脈、腹大動脈、大腿動脈を、骨は第1、2肋骨を、筋肉は側頭筋、前脛骨筋、腓腹筋、腹直筋、大腰筋を触察しました。

第1回と同様に今回も、個々の筋や骨指標を正確に鑑別する(パルペーション・トレーニングではそうです)というより、器官(骨、神経、靭帯、腱、筋、血管など)によって異なる感触を感覚し分けることに重きを置く内容でした。

とは言っても、今回は深層部の触察にも挑戦しました。腰椎の周囲で腹大動脈や大腰筋にも触れました。
神経や動脈の触察は難しかったようですが、その他は難なく触れることができていました。

2014年02月21日

パルペーション・プレクラス第1回

2月20日、パルペーション・プレクラス(全6回)がスタートしました。

初回である今回は、触察力を高めるための演習を行った他、対象を骨指標、靭帯、腱、筋肉に分け、それぞれの特徴を感じ取りながら触察練習を行いました。

骨指標については主に粗面、孔、切痕と呼ばれる部位を、靭帯、腱についてはそれらの形状と硬度を感覚するように、また腱については筋肉との移行部を捉えるように触察しました。

次回は神経、血管の触察を行った後、個々の筋肉を詳しく触察する予定です。

プレクラスで行う、各器官(骨、靭帯、腱、筋肉など)の特徴を感じ取る練習は、後々実践でかなり役に立つと思います。
各器官の特徴をつかみ、それらを鑑別できれば、それだけ正確な施術が可能となります。

2013年11月25日

内臓操作ワンデイワークショップ(基礎編)

11月24日、内臓操作ワンデイワークショップ(基礎編)を開催しました。
14名のオープンパス・メソッド(R)・ボディワーカーと2名のオープンパス・トレーニー、全16名の方々がご参加くださいました。

最初に、本ワークショップを開催することになった経緯、本技法(内臓操作)がどう作られたのか、について話しました。

本技法が作られたのは、内臓疾患、また内臓の不調を訴えるクライアントの方々に応じるためでした(内臓疾患を訴える方に対する施術については、担当医の許可を頂きました)。
イーズポイントリリーステクニックを応用することから始まり、様々な工夫によって時間をかけて完成させました(ただし「完成」とは言っても、今後も発展させていくつもりでいます)。
内臓操作(マニピュレーション)のセミナー、ワークショップなどには一切参加したことがないため、参考とするものがなく、完成までに苦労しましたが、かなり使えるものになったと思っています。
今後、本ワークショップにご参加くださった方々が、本技法が使えるものか否か、各自のセッションで確認してくださるでしょう。

オープンパスで提供する技術のほとんどは、本技法と同様に小川、斎藤が臨床&研究の中から作り上げたものです。浅筋膜操作、深部筋膜操作、イーズポイントリリーステクニック、また姿勢分析法、触察法などがそうです。
浅筋膜操作と深部筋膜操作については、筋膜を操作するというので、小川と斎藤の両名がロルフ・メソッドの出身であるため、ロルフ・メソッドから借用した方法と勘違いされることが多いのですが、実はオープンパスのオリジナルです。

さて、本ワークショップ開催、および本技法完成の経緯について話した後は、参加者の方々に自己紹介をしていただきました。
参加者全員がオープンパス・メソッド出身ですが、期が異なるので、互いに初対面の方々もいらっしゃいました。けっこう楽しい時間で、笑いもありました。

カリキュラムの最初は、配布した白紙の用紙に、11の器官を描いていただくというものでした。
胃、十二指腸、小腸、大腸、大動脈、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱の11器官です。
描いたものを見せていただいたのですが、全員ほぼ正しく描いていることに驚きました。

描いていただいた後、確認のために配布した資料(『プロメテウス』より)
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確認のための資料を配布した後、器官の位置関係を立体的に理解していただくために、それらが前方から後方へ3層に分けて描かれた図(『プロメテウス』より)を配布しました。
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その後は最初の実習で、肝臓と胃の触察を行いました。
触察手順、コツなどをデモンストレーションでお見せした後、実習に移りました。
肝臓は横隔膜に付着し、固定されているため、呼吸に同期して動きます。吸気で下がる動きを手がかりに触察していただきました。
胃は肝臓より自由であるため、また中空の臓器でもあり、触察はもう少し難しくなります。

最初の実習の後、肝臓や胃を含めた腹部臓器群と腹膜との関係を解説しました。
臓器を腹膜内器官、一次性腹膜外器官、二次性腹膜外器官の3種類に分けながらの解説でした。
3種類のうち腹膜内器官は間膜で「吊るされている(しっかりとは固定されていない)」状態なので、モビリティ(可動性)が高い器官です(肝臓は腹膜内器官なのですが、横隔膜に固定されているため、例外です)。

次に、横行結腸、小腸を触察実習しました。
横行結腸を肝臓と胃の直下で触察しました。
小腸については、腹直筋の触察、腰椎前側面の触察、その中間領域の触察、を繰り返していただき、小腸領域(中間領域)を把握していただきました。

この辺りから時間が押してしまい、行う予定だった膀胱、上行項結腸、下行結腸、腎臓の触察実習を行えませんでした。いずれ本内容も含め、改めて応用編(インテグレーティブワーカー養成トレーニングのカリキュラムの中で行う予定です)の中で行いたいと思います。

その次には、腹膜と臓器の関係を板書によって解説しました。発生学的な説明も加えました。(これも『プロメテウス』で学んだ内容です)
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最後に3つの操作実習を行いました。
@大網とその下層の器官との癒着を解消するテクニック、A腸間膜のストレッチ、B各臓器の操作、の3テクニックの実習です。

大網は胃の大湾から垂れ下がり、横行結腸の前面を(付着しながら)覆っているエプロン状の腹膜です。この大網はしばしば下層の器官(主に小腸の臓側腹膜)との間に癒着を起こします。
@はこの癒着を「ワイパー手技」によって解消するテクニックです。腹壁筋群と内臓との間で手技操作を維持することが最初は難しいと思います。
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Aでは、@でよりも深く(腹膜後壁まで)手指を差し入れて、腸間膜根に働きかける必要があります。このテクニックでもワイパー手技を使います。
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Bは、痛み・違和感のある臓器を見つけて働きかけます。本来はモビリティとモティリティ(各臓器固有の動き、自動力)を細かく確認しながら行うテックニックですが、この基礎編ではそれはなしで、簡易法で行いました。
このテクニックの全プロセスの中で、「患部(問題個所)」の環境を整えるために行うホールディング(支持テクニック)が難しかったようです。
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2013年11月11日

第2期オープンパス認定インストラクター養成講座最終回

11月10日、第2期インストラクター養成講座最終回が開催されました。
9月1日が初回で、今期は全9回の講座でした。そして3名の方が認定インストラクターの資格(『ボディワーク入門』をテキストに講座、ワークショップなどを開催できる資格)を取得されました。

初回、受講生の方々に、ご自分たちがボディワークを教えたい対象者を想定していただきました。今回は対象者として、マッサージセラピスト、スキーの愛好者、リハビリテーションの専門職などが挙がりました。
そしてその上で受講生の方々に、ご自分たちが各々に想定された対象者に向けての模擬講義と筋膜リリースのデモンストレーションを行っていただき、それに対し講師がコメントやアドバイスを行うという形で毎回の講座を進めました。
対象者がかわると、伝え方や伝える内容が違うのは当たり前ですが、今回は特にそれが印象的でした。
また挙げられた対象者に関して講師側の知らないことも多く、講師である私たち(斎藤、小川)も大変勉強になりました。

今期生の中にはすでに講座開催を予定されている方もあります。
読売文化センター恵比寿主催「ボディワーク入門講座」の代講も近いうち幾度かお願いしたいと思っています。
3名の方の今後の活躍が楽しみです。

2013年04月03日

オープンパス・メソッド(R)・ボディワーカー&インストラクター 松川武司さんがカルチャー講座を開講!

オープンパス・メソッド(R)・ボディワーカー&インストラクター 松川武司さんが、吉祥寺カルチャーセンターにて「筋膜リリース講座」を開講することになりました。
受講生募集はこれからで、火曜日の夜に開催予定です。ボディワークに興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

松川さんを画像で紹介します。

講義中、胸郭を描いています。かなり上手いです。
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講義中です。松川さんは知識が豊富で、講義の切り口がとでも新鮮!
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鎖骨まわりのセルフ・リリースを指導しています。
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前腕のセルフ・リリースを指導しています。
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デモンストレーション1:背中(脊柱起立筋)のリリースを行っています。
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デモンストレーション2:ふくらはぎ(腓腹筋)のリリースを行っています。
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デモンストレーション3:同じくふくらはぎ(腓腹筋)のリリースを行っています。
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デモンストレーション4:大腿内側面(内転筋群)のリリースを行っています。
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2013年01月15日

オープンパス・メソッド(R)・インストラクター誕生!

1月13日、4名のオープンパス・メソッド(R)・インストラクターが誕生した。
第1期オープンパス認定インストラクター養成連続講座が無事終了したのだ。
4名が行う講義&実技デモは互いに全く異なっているが、誰が行うものも個性的で素晴らしい。
4名は今後、個々に講座やワークショップを開催していく予定だ。