2017年08月11日

姿勢概念を革新する

「背スジを伸ばすのがよい」とか「少し猫背であるほうがよい」とか「巻き肩くらいがよい」などと、姿勢についての意見や考え方は、時代や世代と共に移り変わっていきます。
振り子が振れるように、前の世代が主張したことを次の世代が否定して、また次の世代がそれと反対のことを主張して、というように延々と「主張合戦」が続いていきます。

オープンパス・メソッド(R)では、どんな姿勢であろうと(背スジを伸ばそうと、猫背であろうと)固定された姿勢を保とうとすることこそがよくないと考えます。

「姿勢は固定していない」「姿勢を固定しようとしてはいけない」というのが、オープンパス・メソッド(R)の主張です。

「姿勢概念そのものを革新しなければならない」
オープンパス・メソッド(R)ではそう考えます。


【姿勢概念の革新に関わる3動画】







2017年05月17日

8月から、第2期インテグレーティブワーカー養成トレーニングがスタートします!

今期のトレーニング・シリーズ(第11期パルペーション・インテンシブ → 第10期ファシャワーカー養成 → 第3期ソマティカルワーカー養成)においては、オープンパス・メソッド(R)の根幹にある思想をこれまで以上にお伝えすることができていると思います。

8月からスタートする第2期インテグレーティブワーカー養成トレーニングの最初のカリキュラムは「相対論」となる予定で、身体論や身心論を超えたボディワークの在り方、技術をお伝えしたいと思っています。
ご参加をお申し込みくださった皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

第10期ファシャワーカー養成トレーニング第11回にて


第3期ソマティカルワーカー養成トレーニング第3回にて


第3期ソマティカルワーカー養成トレーニング第11回にて


2017年04月13日

L-Rテクニックによって、頭を小さく、ウェストを細く

「姿勢や体形を含めて、身体が表す様々な様態や形は、常に揺れ動き、1つの全体として変化し、固定したものではない」というのが、L-R分析の考え方です。
L-Rテクニックは、この考え方と、それに伴う独自の知識に基づいて働きかけるので、変化の速度も程度も大きなものとなります。

下の動画では、L-Rテクニックを用いて体形などを整えるデモンストレーション(ウェスト、頭の大きさ、重心が変化します)と実習を行っています。

2016年11月29日

ボディワーク・セッションの所要時間

ボディワーク・セッションの所要時間は、手技治療と比較するとかなり長く、60〜90分は必要であると言われています。
理由は主に、ボディワークにはラポール付けや身体教育に用いる時間が必要だから、ということのようです。

ラポールは、セッションを滞りなく進めるためだけでなく、セッションで体験、感得し、習得したことを、クライアントにホームワークとして、日常の中で行っていただくためには必要ですし、身体教育(クライアント側からすると、身体学習)にはある程度の時間がかかる、ということです。

オープンパス・メソッドは長年、ラポールや身体教育の問題に取り組んできました。
オープンパスが提供するトレーニング(ファシャワーカー養成トレーニングソマティカルワーカー養成トレーニングなど)の中でも、それらの重要性をこれまで強調してきました。
そして、かなりの時間を費やし、研究を重ね、試行錯誤もありましたが、L-R分析を考案、完成することによって、時間をかけずにラポール付けや身体教育を行うことが可能となりました。

オープンパス・ワーカーは、クライアントのL-Rタイプを見立てることで、身体に即時的な変化を起こせるので、それによってラポール付けは容易になりました。
クライアント自身がセッションでの体験を通し、L-Rに基づいて自分の身体を見ることができれば、それが身体教育となります。
自身に対するL-Rの見立ては、そう難しくなく、L-Rの観点から身体との「対話」を深めていくことが可能となります。

L-R分析を用いると、場合によっては、10分、15分、あるいは30分くらいで主訴が解決してしまうことが多々あります。
30分だとしても、設定時間が90分であれば、60分は主訴以外のことが対象となります。
こうなると、設定時間について再考する必要があるでしょう。

「速攻(即効)治療」を謳う手技治療では、施術時間をどう使っているのでしょうか、あるいはまた、「クイック」系のサロンなどでは、どうしているのでしょうか?
(「潜入捜査」をしようと思います! というか、1件してきました。笑)

2016年10月25日

パルペーション・インテンシブセミナー及び各トレーニング(オープンパス主催)に関して思うこと

現在、オープンパス・メソッド(R)・ボディワーカーとして活躍されている方々や、オープンパス・メソッド(R)・ボディワーカーを目指して学ばれている方々は、少し戸惑われるかもしれませんが、パルペーション・インテンシブセミナー(旧パルペーション・トレーニング)を、3つの養成トレーニング(ファシャワーカー養成、ソマティカルワーカー養成、インテグレーティブワーカー養成)と分離、独立させてはどうかと考えています。

現在は、3つの養成トレーニングに参加するためには、パルペーション・インテンシブセミナーの単位を規定数以上取得しなければなりません。
最近では、触察技術を本格的に教えるスクールも少しずつ増えていることもあり、すでに高い触察技術をお持ちの方々も少なくないと思います。
そうした方々が、オープンパスの各養成トレーニングに興味をお持ちくださっても、現在は参加しづらい形となっています。
現にこれまで、そうした方々からの、ご参加を希望される声が少なからずあり、それに対しては全てお断りしてきました。
また、すでにボディワーカーや徒手治療家として活躍されていて、触察技術の向上のためにパルペーション・インテンシブセミナーにご参加を決められた方々にとっては、現在のような、各養成トレーニング寄りの情報を多く含むカリキュラムでないほうがよいのではないかと思います。

以上のことを、オープンパス・メソッド(R)・ボディワーカーや、オープンパス関係者、関わってくださっている方々のご意見も聞きながら、具体的に考えていきたいと思います。


デモンストレーション/ファシャワーカー養成トレーニング

2016年10月13日

瞬間芸の種明かし

今期のファシャワーカー養成トレーニング受講生の皆さんは、どなたもパルペーション・インテンシブセミナーから継続参加してくださった方々です。
インテンシブセミナーの開始当初から、受講生の皆さんに、「瞬間芸」(笑)と称して、様々な小技をお見せしてきました(嫌じゃなかったかなあ・・・)。
重心や足圧を変えたり、ウェストを細くしたり、頭や顔を小さくしたりと。

養成トレーニング後半で、ついに皆さんに、種明かしをすることになりましたが、あれらは全て今期初公開(お見せした当時は、「公開予定」)の「新姿勢分析」を使って行ったことでした。
「新姿勢分析」では、数秒で全身の構造とパターンが分かるので、それを知って働きかければ、見た目に「あっ」という間の変化が起こります。

「新姿勢分析」の方法を詳しくお伝えしたので、今では、今期受講生の皆さん全員が、「瞬間芸」が出来るわけです。笑
「瞬間芸」とは言っても、筋膜の安定も図っているので、全身的な身体変化を確実に起こせます。
果たしてボディワーカーなのか、エンターティナーなのか? 笑笑






姿勢分析とその応用例(「種明かし」後)






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参加者募集! WS「触察から筋膜リリースまで」を開催いたします。
タイトルのとおり、「触察+筋膜リリース」を体験でき、それらのテクニックを習得できてしまうというお得なワークショップです。(10/18、10/25、11/1)
詳しくは、こちらをご覧ください。
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2016年10月11日

第10期ファシャワーカー養成トレーニングも、残すところあと5回

第10期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニングも、残すところあと5回となりました。
しかも最後の2回は認定試験ですから、実質的にはあと3回のみです。

受講生の皆さんは、現在、受験資格である30時間のファシャワーク・セッションに取り組まれていると思います。
試験日前日(11月5日)までに終了させなければならないので、もうだいぶ進んでいるのではないでしょうか。

セッション数を重ねる中で、多くの問題に遭遇され、どう対処すればよいのか戸惑うことも多々あるかと思います。
次回からの3回では、質疑応答の時間を十分に取りますので、セッションを行うことで浮上した具体的な問題をどんなことでも聞いていただきたいです。

これまでどの期でも、この試験前ラスト3回で、ご質問にお答えする形で(残念ながら、例外的にご質問のない期もありましたが・・・)実践的なテックニックの数々をお伝えしてきました。
ご質問によっては、ソマティカルワークやインテグレーティブワークのテクニックをお伝えすることもあるので(よくあります。笑)、お得です。

受講生の皆さま、どうぞご質問を! 笑







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2016年09月21日

「姿勢分析」のリニューアル/ファシャワーカー養成トレーニング

次回、次々回のファシャワーカー養成トレーニング(9月25日、10月2日)では、「姿勢分析」がテーマとなります。お伝えする内容は、これまで(第9期まで)の姿勢分析とは全く異なるものです。
ファシャワーカー養成トレーニングは、今期で10期目を迎えましたが、前期までお伝えしてきた姿勢分析は、第1期トレーニングをスタートする以前にまとめ上げたものです。
第5期以降、期が進むに連れて、テクニックが発展・進化し、「浅筋膜操作」「イーズポイントリリーステクニック」が新たに加わりました。
また、第1期インテグレーティブワーカー養成トレーニングが開催され、イーズポイントリリーステクニックの発展系である「疼痛解消テクニック」が紹介されました。
これらのテクニック群には、「筋膜(膜連続体)の張力に関わる」という共通項があるのですが、これまでの姿勢分析には、それを導き出せる要素が多くは含まれていませんでした。
「深部筋膜操作」、特に筋筋膜の操作には、十分に役立てる(短縮・伸長した筋、筋同士の緊張関係を突き止めるなど)ことができましたが、上記のテクニック群を用いようとする際には、十分ではありませんでした。

今期からお伝えする「姿勢分析」を用いると、筋膜(膜連続体)にかかる緊張(引っ張り)の方向、それによる骨格の変位を容易に割り出すことができます。
すでにセッションで用いてみて、オープンパス・メソッド(R)の各種テクニックを適用する際の「使い勝手」の良さを確認しています。
(ただし、ファシャワーカー養成トレーニングでお伝えするのは、全体の8割程度と考えています。その辺りは、斎藤講師ともう少し詰める予定です)

現在、9月25日、10月2日に向けて、資料作成を急いでいます。
内容はもちろん、すでに出来上がっているのですが、説明図の作成に苦労しています。
3次元の内容を2次元の図に落とし込むことに、かなりの困難を覚えています。
落とし込めない部分については、口頭のみで説明することも考えに入れていますが、出来れば、参加者の皆様が後で見直された際に分かるように、全て図の中にまとめたいと思っています。

ご参加くださる皆様、次回、次々回のファシャワーカー養成トレーニングを楽しみにお待ちください。

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2016年07月14日

7/17(日)第10期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第1回参加者募集!

7月17日(日)から、第10期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニングがスタートします。
今期から、パルペーション・インテンシブセミナー(およびパルペーション・トレーニング)の単位を20単位以上取得(参加)していれば、どなたでもご参加可能です。
皆さま、奮ってご参加ください。

第1回の17日のカリキュラムは以下のとおりです。

午前の部(10:00〜13:00)
 ボディワーク概論・筋膜概論(1単位)
午後の部(14:00〜17:00)
 浅筋膜操作理論・基礎実技(1単位)

今期から、浅筋膜操作におけるタッチの仕方が変わります。
つまり、浅筋膜操作の基本的部分が変わるということになります。
結果として、その効果も変わってきます。特に遠隔効果は倍増します。
浅筋膜操作技術の更新を希望される方は、今回ぜひご参加ください。

講師:小川隆之、斎藤瑞穂

会場:オープンパスメソッド身体教育研究所(西新宿)

受講料は以下のとおりです。

単発参加料金/1単位:11,000円(1日2単位:22,000円)
再受講割引料金/1単位:5,000円(同上:10,000円)
オープンパス・ボディワーカー割引料金/1単位:3,000円(同上:6,000円)

お申し込み先:openpath@hotmail.com

皆さまのご参加をお待ちしております。

http://baucafe.sblo.jp/article/175656357.html

2016年05月04日

「ソマティクス」という思想、あるいは"soma"の新たな定義

オープンパス・メソッド(R)の根幹にあるのは、「ソマティクス(somatics)」という思想です。(注1)
それは生きた、実践的な思想であり、からだ(soma)をどう捉え、それとどう向き合うかに関わります。
オープンパス・メソッド(R)では、somaを「一人称(ego)を超えた上での無人称(注2)のからだ」と定義します(注3)
しかし、その定義の前に「三人称から一人称へ、そして」という言葉を補う必要があるでしょう。(注4)
なぜなら、オープンパス・メソッド(R)は、下記の言葉を、somaと向き合い、実践の中で乗り越える(乗り越えざるを得なかった)ところから生まれたのですから。
「人間が外側から、すなわち三人称の観点から観察されたとき、人間の身体(body)という現象が知覚される。しかし、この同じ人間が自ら固有感覚(proprioceptive sense)という一人称の観点から観察されるとき、カテゴリーとして異なる現象、すなわち人間の『からだ(soma)』が知覚される」(T・ハンナ)

(注1)オープンパス認定ソマティカルワーカー養成トレーニングでは、「ソマティクス」の思想、およびその実践方法(技法)をお伝えしています。
(注2)オープンパス・メソッド(R)では、西田幾多郎あるいはW・ジェイムズの言うような「純粋経験」、すなわち「主客未分」状態での経験を表現・説明する用語として、「無人称」「非意識」という言葉を用いています。
(注3)この定義によって、オープンパス・メソッド(R)で言う「ソマティクス」が、他で言うのとは異なることになります。
(注4)三人称から無人称へ向かうのではなく、一度、一人称を越えなければなりません。このことの理由は、オープンパス認定ソマティカルワーカー養成トレーニングで、お伝えしています。