2015年11月13日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第21回

11月12日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第21回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。


今回は、受講生の皆さんからのご質問、ご希望に応じて、2つの実習を行いました。
1つは、浅筋膜に対する効果的なタッチを習得するための実習です。
浅筋膜操作で最大の効果を得るためには、軽微なタッチを用いる必要があります。
浅筋膜を下層にある組織から解放し、効率よく滑走させるためには、下層に伝わる手技圧の影響を最小限に止めなければならないからです。

そして、浅筋膜に対して効果的に働きかけるためには、正確なリスニング(傾聴)が必要です。
正確なリスニングを行うためには、(いわゆる)「こころ」ではなく「からだ」を用いなければなりません。
「こころ」が聴こうとするのではなく、「からだ」が聴き取るのです。
リスニングの手技は、筋反射的なもので、それを用いると瞬時に答が得られます。
「こころ」の発動を待って動くというのでは、私たちの行うこと、私たちの働きかけは、不正確で、偏ったもの、かつタイミングを逸したものとならざるを得ません。

実習を行う前に、上記のことを踏まえて浅筋膜操作のデモンストレーションを行ったのですが、その内容が受講生の皆さんを混乱させたかもしれません。
ファシャワーカー養成トレーニングでは、浅筋膜操作の「規則性」をお伝えするのですが、私がデモで行ったことは、全くの「規則破り」だったからです。

今後、リスニングの力が身につくほど、受講生の皆さんも、「規則破り」を行うことでしょう。
混乱したら取り敢えず、お伝えした「規則」に戻ってくださるようにお伝えしました。
戻れば(規則に従えば)、最低でも8割くらいの「成功」を得ることができると思います。


もう1つは、深部筋膜に対して働きかける実習です。
特に、痛みを解消するための方法を練習しました。
筋活動を用いて神経系も同時に改善するテクニックと、ストレッチを利用して物理的な解放を起こそうとするテクニックの2つを練習しました。
その練習の中で、結果として、骨盤(仙腸関節)の調整法や、末梢神経リリース法などもお伝えすることになりました(ファシャワーカー養成トレーニングのレベルを超えている内容のものですが・・・)。


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第11期オープンパス認定パルペーション・トレーニング
開催日時:日曜日 10:00−17:00/2016年2−6月(全15回)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://baucafe.sblo.jp/article/167029159.html

「一から始める触察解剖学」
開催日時:水曜日の夜間(19:00−21:00)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
全8回参加の方/1回6000円、48000円+消費税
単発のご参加も可能。日時、金額の詳細はこちら↓でご確認ください。 
http://rolflingopenpath.sblo.jp/article/164099027.html

よみうりカルチャー恵比寿「気軽に出来るボディワーク」
開催日時:第1、第3金曜日 19:00−21:00
会場:アトレ恵比寿7F よみうりカルチャーセンター
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
お問い合わせ先:よみうりカルチャー恵比寿
http://www.ync.ne.jp/ebisu/center.html

2015年11月06日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第20回

11月5日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第20回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。

今回のカリキュラムは、ボディワーク・セッションでよく見る「歪み姿勢」や特徴的な動作を、テキストの指示に従って演じるというものでした。
演じることによって、姿勢&動作分析に習熟するのが目的です。
演じる姿勢、動作は全部で40通りあって、それらを他の受講生の前で繰り返し演じていきます。
歪みや緊張のある姿勢、動作を演じるわけですから、正確に行えば行うほど、疲労感は増していき、痛みが出てきたりもします。
それなので回は、多めに休憩を取りながら行いました(途中、余興として「小顔セッション」、簡単なエクササイズなどを行いました)。


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第11期オープンパス認定パルペーション・トレーニング
開催日時:日曜日 10:00−17:00/2016年2−6月(全15回)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://baucafe.sblo.jp/article/167029159.html

「一から始める触察解剖学」
開催日時:水曜日の夜間(19:00−21:00)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
全8回参加の方/1回6000円、48000円+消費税
単発のご参加も可能。日時、金額の詳細はこちら↓でご確認ください。 
http://rolflingopenpath.sblo.jp/article/164099027.html

よみうりカルチャー恵比寿「気軽に出来るボディワーク」
開催日時:第1、第3金曜日 19:00−21:00
会場:アトレ恵比寿7F よみうりカルチャーセンター
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
お問い合わせ先:よみうりカルチャー恵比寿
http://www.ync.ne.jp/ebisu/center.html

2015年10月23日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第19回

10月22日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第19回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回は、受講生どうしがペアになり、交換セッションを行いました。
最初に、10分間でカウンセリングとアナリシスを行い、その内容を発表していただきました。
斎藤講師と私は、発表の内容に対して、アドバイス、コメントなどを行いました。
私からは、骨盤の指標の取り方、歪みの見方などをお伝えしました。
最後に、60分弱のセッションを行いました。
課題は多々あるように思いますが、それでもまずまずのセッション内容だったのではないでしょうか。

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「筋膜リリース体験ワークショップ」
開催日時:2015年10月31日(土)14:00〜17:00
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
ご参加料金:7000円 
http://baucafe.sblo.jp/article/164165974.html

「一から始める触察解剖学」
開催日時:水曜日の夜間(19:00−21:00)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
全8回参加の方/1回6000円、48000円+消費税
単発のご参加も可能。日時、金額の詳細はこちら↓でご確認ください。 
http://rolflingopenpath.sblo.jp/article/164099027.html

よみうりカルチャー恵比寿「気軽に出来るボディワーク」
開催日時:第1、第3金曜日 19:00−21:00
会場:アトレ恵比寿7F よみうりカルチャーセンター
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
お問い合わせ先:よみうりカルチャー恵比寿 
http://www.ync.ne.jp/ebisu/center.html

2015年10月09日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第18回

10月8日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第18回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは、前回に引き続き「アナリシス(分析)」でした。

前回は、姿勢の全体的な印象を捉えるための実習を行いましたが、今回は、分析のためのチェック項目、ヒント、細かい指標などをお伝えしました。

チェック項目として挙げたのは、関節の角度、足圧、足幅、足底アーチ、膝の角度、骨盤の前後傾、骨盤の構造、脊柱のカーブ、胸郭の形状、胸郭と骨盤の位置関係、胸郭と肩甲骨の位置関係、肩甲骨の左右差(位置)、腕部関節の構造、頭部の傾きなどです。

実習では、交換セッション(カウンセリング → アナリシス → ファシャワーク)を行いました。
今回は、カウンセリングとアナリシスが終了して、ファシャワークを始める前に、@クライアントの訴えは何だったか、A身体構造をどう捉えたか、B施術対象となる主要筋をどう選んだか、の3点について、受講生の皆さんに発表していただきました。
そして、この段階で、クラス全員で意見を出し合いました(この形態の授業は、今期は今回が初めてだったので、講師の意見が多くなりましたが)。
発表終了後に、20分ずつのセッションを行いましたが、皆さん、好結果を出されていました。


画像は、交換セッションの風景です。

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「筋膜リリース体験ワークショップ」
開催日時:2015年10月31日(土)14:00〜17:00
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:小川隆之、斎藤瑞穂
ご参加料金:7000円 http://baucafe.sblo.jp/article/164165974.html

「一から始める触察解剖学」
開催日時:水曜日の夜間(19:00−21:00)
会場:オープンパス・オフィス(東京都新宿区西新宿4−32−4)
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
全8回参加の方/1回6000円、48000円+消費税
単発のご参加も可能。日時、金額の詳細はこちら↓でご確認ください。 
http://rolflingopenpath.sblo.jp/article/164099027.html

よみうりカルチャー恵比寿「気軽に出来るボディワーク」
開催日時:第1、第3金曜日 19:00−21:00
会場:アトレ恵比寿7F よみうりカルチャーセンター
講師:斎藤瑞穂、小川隆之
お問い合わせ先:よみうりカルチャー恵比寿 http://www.ync.ne.jp/ebisu/center.html

2015年10月02日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第17回

10月1日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第17回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「アナリシス(分析)」でした。

今回の講義では、資料に基づいて、古代哲学から現代心理学までの「系譜」を簡単にお伝えした後、各種アナリシス(対人技法的、解剖学的、力学的など)について説明しました。

実習では、ペアになって、互いに姿勢分析を行った後、分析結果を発表しました。
今回の分析では、姿勢の全体的な印象を捉える(たとえて言えば、「木を見る」よりも「森を見る」)ことを目的に、留意点(姿勢を見るための)を最小限に抑えました。

ところで、姿勢の全体を捉えるコツは、凝視せずに、素早く視線を走らせる(あるいは視点をずらす)ことです。
目の端に映すくらいが丁度よいでしょう。
凝視すれば、細部が気になって、全体が見えなくなります。
見るためには、心を用いるのではなく、目を巧く用いることです。

(次回は、細部に目を向ける予定です)

2015年09月25日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第16回

9月24日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第16回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは、前回に引き続き「カウンセリング」でした。
今回は、インテークフォームの作成と、カウンセリング演習を行いまいした。

インテークフォームは、初回面接の際に基本情報+α(相談内容、問題、希望など)をクライアントさんに記入していただく用紙のことで、どんな方々(アスリート、ダンサー、限定なし、女性限定など)を対象にするかによって、内容を工夫する必要があります。
今期受講生に皆さんは、「対象の限定なし」ということで作られていました。
どのインテークフォームもよく出来ていて、実践でそのまま使える内容でした。

カウンセリング演習は、クライアント役が「困ったクライアント」を演じ、ボディワーカー役がそのクライアントに対処するという形で行いました。
クライアント役には、様々なクライアント(治療を求めるクライアント、時間にルーズなクライアント、スピリチュアルなクライアント、パワープレイしたがるクライアント、セクシャルハラスメントをするクライアントなど)を演じていただきました。
皆さん、なかなかの役者でした。

2015年09月18日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第15回

9月17日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第15回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは「カウンセリング」でした。

ファシャワーカー養成トレーニングでお伝えする技術は、手技(ファシャワーク・テクニック、イーズポイントリリーステクニック)、カウンセリング、アナリシス(姿勢分析、動作分析など)の3種です。
その中でもカウンセリングは、オープンパス・メソッド(R)の原理である「クライアント・センタード」を実現するための重要な技術です。
ただし、あくまでもボディワーク・テクニックを適用するために行うので、心理カウンセリングなどとは違って、対話だけで問題を解決しょうとするものではありません。

今回の講義は、ボディワーク・セッションの流れ、カウンセリングの方法(質問の使い分け、問題の具体化、目標設定など)、承諾書やインテークフォームの作成などについてでした。
実習では、ペア(ボディワーカー役とクライアント役)になってカウンセリングの演習を行いました。

2015年09月04日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第14回

9月3日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第14回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。

今回は、前回までに学んだ技術(浅筋膜操作、深部筋膜操作、イーズポイントリリーステクニック)を用いて、交換セッションを行いました。
今回は参加者人数が奇数でしたので、私が加わることになりました。

交換セッションとは言っても、姿勢分析の方法やカウンセリング技術をまだお伝えしてはいませんので、簡単な聴取だけでスタートしました。

私は相手の方から、右肩の可動域を広げるワークをしていただきました。
可動域はだいぶ広がり、動きがスムースになりました。
なかなかのセッションでした。
私は相手の方に、パフォーマンス向上のワークを行いました(笑顔をパフォーマンスに結びつけたり(笑))。

交換セッションの前後に、質疑応答の時間を設けましたが、3技術(浅筋膜操作、深部筋膜操作、イーズポイントリリーステクニック)をどう使い分けたらよいか、リリース感が得られないがどうしたらよいか、などのご質問をいただきました。

前者については、以下のようにお答えしました。
オープンパス・メソッド(R)の各技術は、もともとは1つの技法であるものを、トレーニングで効率的にお伝えするために、ファシャワーク、ソマティカルワーク、インテグレーティブワークの3技法に分割し、ファシャワークについては、そこからさらに3技術に分けました。(注)
ですから、最終的にはそれらを統合的に用いることを目標にしていただきたい、とお答えしました。
「統合的」の意味は、少し話しましたが(ここでは省きます)、最終的には自らの方法として、自らで作り上げなければなりません。

(注)イーズポイントリリーステクニックについては、斎藤講師が新たに創案したもので、第5期ファシャワーカー養成トレーニング開始時に、カリキュラムに組み入れました。

後者の「リリース感が得られない・・・」というのは、多くの場合、エンドフィールを感得できていない、あるいはエンドフィールで手技が止まらないことから来ています。
そこで、質問者を始め、参加者の方々全員に、私の前腕上(深部筋膜)でエンドフィールを捉えていただきました。
全くできていないというわけではありませんでしたが、精度が少し低いので、コツをお伝えしました。
エンドフィールからリリースまでの流れ(変化)を、精確に捉えられたでしょうか?

終了後、帰り支度の最中に、筋膜操作についてのご質問をいただき、それにお答えしたのがきっかけで、話が面白い方向(実際に面白いかどうか、分かりません(笑))へ展開しました。
そのことについては、後ほど書きたいと思います。

2015年08月28日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第13回

8月27日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第13回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは、「イーズポイントリリーステクニック(第6回)」でした。
今回も実技中心で、顔面部、頭部のイーズポイントに働きかけました。

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顔面部に働きかけるというのは(頭部はまだよいのですが)、慣れるまでは、手腕部や足部などに働きかけるのと違って、どうしても遠慮がちになったり、躊躇があったりします。
また逆に、相手が乱暴だと感じるような触れ方をしてしまったり、圧が強すぎたりする場合もあります。
そこで今回は、ペアで行う前に、自分のイーズポイントに働きかけて、その感覚に留意してもらうことにしました。
もちろん、触れられる感覚は人によって違うでしょうが、自分の感覚をもとに相手の感覚、気持ちを予想する(気遣う)ことはできます。

イーズポイントリリーステクニックには、心地よさ(安静感)を引き出すだけでなく、身体構造を変える力があることを強調してきましたが、顔面部、頭部には、特にそういう(身体構造を大きく変える)ポイントが多く含まれます。(注)

(注)例えば、側頭部のあるポイントをリリースすると、頭蓋の構造変化が起こり、それを起点に全身が変化します。
また後頭下のポイントのリリースは、頭蓋−仙骨システムを大きく変え、これも全身を変化させます。
その他にも、多々あります。

今回の実習は、デモンストレーション(ペアリリースのための)を行わずにスタートしたのですが、受講生の皆さんの手指は、間違いなくイーズポイントに行くようになっていました(素晴らしい!)。

斎藤講師が、指標(眼窩を捉える)のために眉毛を描いたのですが、何だが笑えます。
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これでは、息ができません!(笑)
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2015年08月15日

第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第12回

8月13日、第9期オープンパス認定ファシャワーカー養成トレーニング第12回(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)が開催されました。
今回のテーマは、「イーズポイントリリーステクニック(第5回)」でした。
今回も実習中心で、体幹部背側、臀部背側、腰部外側のイーズポイントに働きかけました。


実習を行う前に、ご質問を2ついただきました。
1つは、横隔膜と大腰筋が接する辺りのイーズポイント(前回対象となったポイント)をどのように捉えたらよいのか、もう1つは、反転したイーズポイントを正常化すると、そこに働く張力は消失するのか、というご質問でした。

前者に対しては、デモンストレーションを行って、実際にその方法をお見せしました。
横隔膜と大腰筋が接する辺りは、横隔膜の呼吸運動と大腰筋の運動(主に股関節の動きに関わった)とが交差する地点であり、かつまた腹腔構造の要となる部位でもあるので、張力が複雑に行き交います。
当然、多数のイーズポイントが確認できる部位です(注)
解剖学とは一致しないポイントも多々あるのですが、解剖学を利用することで、それらの発見を効率的に行えます。

(注)イーズポイントは、膜連続体に働く張力に関わって現れます。

後者に関しては、以前にも書きましたが、反転したイーズポイントを正常化すると(特に、疼痛解消テクニックを用いてそれを行うと)、イーズポイント自体が消失したように感じられる場合があります。
しかし、実際には消失したのではなく、周囲との張力関係によって、他の部位へ移動したのです。
張力は決してなくなることはなく、その強度が変わるだけです。
膜組織に働く張力は、私たちの身体とその動きを支持しています。


ご質問にお答えした後、実習に入りましたが、今回、最初の実習(体幹部背側に対して)ではデモンストレーションを行いませんでした(これまでは、手順やイーズポイントの位置をデモでお見せしていました)。
配布した資料に基づいて、自分でイーズポイントを見つけていただきました。

今回は人数の関係で、私も実習に加わって、受講生2名とセッション形式の練習を行ったのですが、2名とも見事にイーズポイントを捉えていました。
しかも、リリースの技術も十分に身についていて、私はかなりリラックスでき、身体構造の変化を感じることもできました。
多分、他の方々も同じように実力をつけているのではないかと思います。