2013年10月09日

個人講座2、個人セッション、セルフリリース/最近のツイートより

個人講座にて(スーパーバイズを兼ねて)。咽頭喉頭部に関する解剖学的説明。同部位周囲を走行する筋群のうち幾つか(下咽頭収縮筋、頸長筋、頭長筋・・・)を触察。同部位に対する施術実習:上記筋群の他に後頸部、上背部、内臓(胃、十二指腸に関わって)のリリースも同時に。(2013/9/3)


個人講座にて。lumbo-dorsal hingeに関して聞かれた。解剖学的にはどの部位なのかと。私の古いブログを読んだそう。それは解剖学的な部位を示していない。動作の中で四肢を始め各部位間に関係が生じる際に起こる「こと」。実習:co-ordinationを体験するエクササイズ。(2013/9/7)


個人講座にて。テーマ:食道に働きかける。解剖学:食道の筋層(縦走筋層、輪走筋層)について、及び気管、食道、大動脈の「絡み合い」について説明。実習:横隔膜の施術、腹大動脈の施術(大動脈弓、胸大動脈に影響)、甲状軟骨&輪状軟骨の施術(←生理的狭窄部のリリース)。(2013/9/12)


個人講座。セッション・デモ(受講生のクライアントと。受講生に解説しつつ)。主訴:呼吸が浅い(苦しい)。首こり(本人「極度の」)。肩こり。施術:右胸鎖乳突筋、右斜角筋群を固有受容器(筋紡錘)に働きかける方法(体性感覚誘導を併用)でリリース(1)。左は脱力が困難なため(特に胸鎖乳突筋)他の方法で。左胸鎖乳突筋の緊張・弛緩(僅かな)を横隔膜の動きと同期させつつファシャワーク。頭頸部後側から肩にかけての筋群を(1)と同様の方法でリリース。以上により主訴及び体幹の捻れが解消。脊柱周囲にあった感覚の鈍さが改善。解説:以上の内容を他技術(操体法、オステオパシーのテクニックなど)に関連づけて(受講生が手技治療家なので)。(2013/9/18)


セッションにて。クライアントの主訴:「左胸に息が入らない」感覚。左肩が左胸を「押し潰している」よう。ワーク:腹大動脈に働きかけることで胸部、肩甲帯の構造が変化。左胸部、左肩部が「立ち上がった」よう。・・・経験的に上記のようになるので行うのだが、・・・思うに、心臓から出た大動脈が左主気管支の上を「乗り越えて」下降するからだろうと。(2013/9/18)


セッションにて。整形外科で「坐骨神経痛」って診断。ボディワーク的には単純な筋拘縮。受容器に働きかけてすぐ解消。後は身体機能向上のワーク(やっと本番!)。・・・ボディワークは治療じゃないだのどうだの、単純な痛みを取るだけなのに「治す」ってのは大げさ。慢性痛だし、面倒だからさっさと取る。(2013/9/24、改)


個人講座にて。講義のテーマ:呼吸によって起こる肺の形状変化について(解剖生理)。・・・関連して簡単な実習(評価、施術)。どの過程でどう働きかければ有効か?呼吸筋群の働き→胸郭の動き→胸膜の滑走→胸膜洞の拡張・収縮(特に肋骨横隔洞で顕著)→肺の形状変化。(2013/9/26)


個人講座にて。膝蓋骨、仙骨、後頭骨周囲の痛みを解消するテクニックを実習。3部位(に対するテクニック)の共通点について解説しながら。(2013/9/27)


セッションにて。2回目。臀部から大腿部側面及び後側面に違和感、多少の痛み。再び骨盤の歪み。本人:「10数年来の坐骨神経痛が解消して無理をした(急激な運動、長時間の無休運転)」。イーズポイントリリーステクニックの応用技(痛み解消テクニック)で仙骨後面及び周囲、臀部、ハムス、大腿筋膜張筋に働きかける。違和感、痛み、骨盤の歪みが解消。その後、立位、歩行でのソマティカルワーク。宿題と日常の注意。(2013/9/30)


セルフリリースを行った(昨夜)。・・・顎から喉にかけての痛み、及び喉の詰まり感を取るために、前頸部(喉)から後頸部、肩にかけて、及び仙骨から腰椎にかけて「痛み構造」に働きかけた。セルフではホールディングが上手く行かず苦労したが(クッションを利用)、何とか痛みは解消。…耳鼻咽喉科の先生に処方されたクスリも効いてきた。(2013/10/3、略)


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10月19日、オープンパス・メソッド 公開セッションを行います!
11月3日から、第8期オープンパス認定パルペーション・トレーニングを開催します!
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2013年09月02日

個人講座/最近のツイートより

個人講座にて(ボディワーク・セッションについて講義)。…自分のセッションにて何(どの手続き)が実際に「効いて」いるのかを問う。本当に自分の施術に効果があるのかを疑ってみる。手技やムーブメント以外にもクライアントを変化させる要因は多々ある。…問うた上で自分のセッションを整備する。(2013/8/10)


個人講座にて。内臓リリースの講義と実習。内臓の不調が原因で筋骨格系に痛み、違和感、不具合が出た場合の対処(幾つかの臓器について)。(2013/8/16、略)


個人講座にて。背部の施術(講義&実習)。背部は頸部、胸部、腹部、腰部の境界が不明瞭→背部に働きかけるコツについて。…指標として棘突起(特に第7頸椎棘突起←腱鏡の中)、肩甲骨上・下角、肩甲棘、肩峰、聴診三角(体表から肋骨にアプローチ可能)、腸骨稜、上・下後腸骨棘を確認後、施術練習。(2013/8/16)


個人講座にて。頸部筋群のリリース(講義&実習)。…便宜上、頸部筋群を機能によって、後頸部筋群(頭を支える)、側頸部筋群(頭を動かす)、前頸部筋群(口に関わる)の3群に分けて(実際にはそう明確には分けられないが…)働きかける方法について解説。(2013/8/19)


個人講座にて。触察実習。骨格筋の指標として骨の突起部(突起、棘、果、角、隆起、粗面など)を触察練習。…烏口突起、三角筋粗面の触察が難しかったようだ。(2013/8/20)


個人講座にて。テーマ:発声を改善するために喉頭に働きかける(講義&実習)。輪状甲状関節と輪状披裂関節に関わる筋群(輪状甲状筋、外側輪状披裂筋、後輪状披裂筋…)をリリース。(2013/8/22)


個人講座にて。腹壁(前・側腹部筋群)の施術(講義&実習)。簡単な解剖学を念頭に置きながら行う。簡単な解剖学、例えば…腹直筋鞘は腹直筋の前面(前葉によって)と後面(後葉によって)を包みながら、胸骨(+肋骨)と恥骨を結び付ける。その外側縁には外・内腹斜筋、腹横筋の腱膜が付着する。(2013/8/23)

胸腰筋膜(前葉、後葉)との関係を視野に入れるとなおよい(というか面白い)。(2013/8/23)


個人講座にて。前腕伸筋群のリリース(講義&実習)。…前腕伸筋群は外側上顆付近では筋束が密着(「癒着」ではなく)している。癒着を解消する手技を用いる前に動きをリードする働きかけを。…伸筋支帯は前腕の浅筋膜中にある肥厚部と認識して扱う。…等々。(2013/8/26)


個人講座にて。テーマ:呼吸と上肢の動きを改善するために腋窩に働きかける。…腋窩は骨格的には、胸郭、肩甲骨、鎖骨、上腕骨に囲まれた空間。筋で言うと、前側が大胸筋、小胸筋、後側が広背筋、大円筋、肩甲下筋、内側が前鋸筋、外側が烏口腕筋、上腕二頭筋。重要:神経管、血管の通路であること。(2013/8/27)


個人講座にて。テーマ:技術と技術論について(講義&実習)。「道具箱の中身は(その持ち主にとって)〈系統立って〉いなければならない」。実習:それぞれ異なるメソッドに属する3つの技術を(それらのメソッドとは異なる)1つのメソッドの下で連係的に用いる。(2013/8/31)


********** お 知 ら せ ***********
第8期オープンパス認定パルペーション・トレーニング開催!(2013年11月〜)
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